覚悟ある人間になる〜西野亮廣さんの『革命のファンファーレ』を読んで

待ちに待った西野亮廣さんの『革命のファンファーレ』を読んだ興奮冷めやらぬうちにブログに書き綴っておこうと思います。
あらゆる想定をし、数字で検証し、批判さえも活用する。とにもかくにも、誰になんと言われても理論で返せるほどの行動をしている西野さん。
自分の行動の少なさ、覚悟の足りなさが悔しい。
この本を読んで、いい本だったで終わらずに、西野さんが最後にメッセージとして添えている、読み終えた後に「さあ、何をする?」を実際にやるかどうか。
『革命のファンファーレ』を読んで、気づいたことをお伝えします。
1.他人の時間を使う。成功者が多いユダヤ人も実践している
西野さんが本の中であげていた「自分の時間を使わずに、他人の時間を使う」ということ。この言葉を聞くと、自分のことしか考えていないというネガティブな捉え方をする人がいるのかもしれません。
でも、自分の労働ではなく、他人やモノ、お金に労働してもらうというのは、経済的に豊かな人の鉄則ですよね。
投資の考え方も、お金に労働してもらうということ。
世界的に成功者が多いと言われるユダヤ人は、安息日に労働を一切しないために異教徒に働いてもらう仕組みをつくることに長けていたという話もあります。
西野さんの本を読んで、改めて自分1人だけで労働し時間を使っていくことを、さっさと辞めようと気づかされました。
人に任せるより自分でやった方が早いと思っているうちは、今の自分から成長し伸びていくことはできないのでしょう。
頭ではわかっていても行動に移せていなかったポイント。よし、外注しよう。
2.信用持ちになるために。小さな経験を分析してみる
西野さん曰く、変化していく時代を生き残っていくためには、お金よりも信用持ちが重要だと。
どうやったら信用を貯めていくことができるのか。嘘をつかないだけで信用を得ることができるのか。西野さんだから信用持ちになれるんじゃないかと思ってしまう人もいるのではないでしょうか。
でも、あなたは意識していなくても、これまでの人生で少しでも信用を持つことができた経験があるはずですよね(よほどの悪人でなければ…)。
先日、これが信用ってことなのかと思ったことがありました。
わたしはPRライターのお仕事もさせていただいていますが、仕事を依頼してくれる社長や他のライターさんとコミュニティーになって、各自の仕事の進捗を共有しています。社長がつないでくれた人に取材をして、記事にして…という流れです。
社長からすると、インタビュイー(取材対象者)は大事な人間関係の一人。経験浅いライター達が何かトラブルを起こすことがないか、インタビュイーとのやり取りは社長も見れるようになっていますし、何かあったら社長が責任を取れるようにしているということですね。
わたしは、この社長の管理から外れて大丈夫という連絡をもらいました。つまり、あなたのことは信用しています。一人で任せられるから、インタビュイーとのやり取りはもう管理しませんという宣言です。
これが信用ということに当たるのかわかりませんが、わたしの中では信用を得るとはこういうことなのかもしれないと思った瞬間でした。でも、正直に言うと想定外ではない出来事でした。信用してもらえるぐらい、真摯に仕事に向き合っていた自負があったから。
信用は一瞬で貯まることは難しいでしょう。一つ一つの仕事に真摯に向き合い、相手のこと、そしてその先にある見えない人やモノの動きをイメージして仕事をすること。
この積み重ねが、今のわたしにできる信用持ちへの第一歩なのかもしれません。
西野亮廣さんの『革命のファンファーレ』を読んで、どんなことを感じ、どのポイントに心を動かされるのかは人それぞれ。
わたしは、最後の「おわりに」の章を読んでなんだか涙が出てしまいました。覚悟ある人間はかっこいい。
西野さんが見出しレイアウトを参考にしたと言っていた堀江貴文さんの『多動力』を読んで気づいたことも書いています。→『多動力』を読んで感じた「一歩踏み出す方法」〜今変わらなければいつ変わる?〜