子どもの頃の夢、実は叶っていませんか?自信がないと悩む人は、過去の自分も認めてあげること。
2017/12/17

子どもの頃の夢はなんでしたか?お花屋さん、宇宙飛行士、サッカー選手…大人になった今振り返ると、叶うこともない架空の夢だったなと思っていませんか。
子どもの頃の夢で、今となっては叶えたいとも思わないというものは別ですが、大人になった今でもチャンスがあれば叶えたいと思っている子どもの頃の望みってありませんか?
それ、実は部分的に叶っているかもしれません。子ども頃の言葉そのままのことが叶っていないとしても、近しい望みを実現できていませんか?今回は、過去の自分を認めてあげること、自分の経験や実現を見つけることの重要性をお伝えします。
1.子どもの頃の夢の背景を考えよう〜過去の自分を肯定することが前進する第一歩
自分に自信がないといって人と比べてしまう人。こういう人に多いのは、過去の自分を否定してしまっているんです。あの時こうしていれば…と後悔したらキリがありませんよね。過去の自分の判断を認めてあげること。今の自分は過去の自分の延長であることをまず受け止めましょう。
過去の自分の悪いところばかりでなく、良かったところにスポットライトを当ててみてください。その時その時、自分が望んでいることが、過去の自分の決断や行動に反映しているのです。
一つの例として、子どもの頃に目指していたものが間接的に今のあなたに生きているなんてことがあります。実は私の場合、中学生ぐらいの時に「将来なりたいものは?」と聞かれたら「通訳」か「外交官」って答えていました。なんとなく海外につながる仕事に憧れを持っていたんです。
今の自分を見ると、通訳も外交官も実現していません。そして今となっては目指してもいません。でも、子どもの頃の夢の背景にあった「海外とつながる仕事」という意味では、いろんなことが叶っています。
数ヶ月に1回海外へ行き、海外でのお仕事の話もいただくようになりました。日本にいても外国の方と一緒に働く職場にいます。振り返れば、いろんな紆余曲折を経て、子どもの頃の望みを叶えているんだと気づきました。
あなたの子どもの頃の夢の背景はなんでしょう?子ども頃は思い浮かぶ単語が少ないので、イコールのものは実現していないかもしれません。でも違った形で叶っていることがあったりしませんか?
ほんの少しでも、あなたは経験し実現できていることがあるのではないでしょうか。それも立派な実績。自分を認めてあげましょう。
2.過去の決断から、出会えたチャンスや人を思い起こす
過去の自分を否定してしまいがちな人は、過去の自分の決断や行動があったからこそ出会えたチャンス、取り組むことができた仕事、出会えた人などを思い浮かべてください。
つまり、過去の後悔ではなく、過去の自分によって今の自分にどう良い影響を与えたのかを考えるということですね。今を生きている私たちにとって、過去を振り返るよりも未来を考えて動く方がいいというのも一理あります。過去は変えられないけども未来は変えられるからです。
ただ、なかなか未来に向かって進むことができないという人にとっては過去を認めてあげることが背中を押すことになるのではないでしょうか。
すごい人たちを見れば見るほど、若いうちにこうしていれば良かった、学生の時から起業していれば良かった。後悔ばかりが出てきてしまいます。
後悔しても過去は変えられない。でも前に進みたいのに過去に引きづられる。それなら過去を肯定してあげること。それで過去に心が引きづられることが減ると思うんです。
人と比べるのではなく、今のありのままのあなたを受け入れるために、過去を認めてあげることから始めてみてはどうでしょう。