つき合いだけの会社の飲み会…行きたくない会社の飲み会を断るためには?
2017/10/08

気をつかう会社での飲み会、気が進まない人も多いですよね。わたしの場合、会社の飲み会は自分が本当に行きたいと思ったときしか、ほとんど行っていません。
昔は会社の飲み会も仕事だからとつき合っていましたが、断れるようになって気持ちが楽になりました。
どうすれば会社の飲み会を断れるようになるのでしょうか。そのポイントをご紹介します。
1.明確な理由で、まずは断るという経験を
行きたくもない仕事の飲み会、なんとなく断りづらくて参加してしまうというあなた。まずは、明らかに仕方ないと思える理由で断ってみましょう。例えば、家庭の事情や、体調、お祝いごとなど。
重要なのは、断るという実績を少しずつ積み重ねることです。何度か断っていると”断る可能性がある人”と認識されます。そうすると、少しずつ断りやすくなってきますよ。
あなたが断れない理由は、断ると「つき合いが悪いな」と言われるのではないかと思っているからではないでしょうか。
でも一度断ってみてください。最初はそう言われるかもしれませんが、この人は断るんだという認識が職場の人にインプットされていくんです。
そうすると、この人は飲み会に行くの当然でしょという空気ではなく、都合によって行ける行けないということがあると無意識に思われるようになります。
その理由なら仕方ないねと思われる理由で、まずは断ってみましょう。意外とあっさり断れますよ。
2.断らないでそのまま行ったら…?飲み会で得られるメリットを考える
飲み会断りたいのに、メリットを考えていいのか?と思うかもしれませんが、メリットを深堀して全部出してみてください。
それって、飲み会に行かないと得られないものでしょうか?そのメリットはそんなに守りたいものでしょうか?
「つき合い悪い人だと思われなくてすむ」「飲むことで仕事関係者と円滑なコミュニケーションが取れるようになる」「日頃の愚痴を言い合い、ストレス発散になる」「社内の人間模様がよくわかる」
これって、あなたが仕事の成果を出す上でどれほど重要なことでしょうか?
確かに、飲み会に行くことで、そのあとの仕事の依頼がしやすくなったり、コミュニケーションが取りやすくなるということはあると思います。
絶対にこの人とのコネクションは作っておかないと仕事で問題がある、腹を割って話して問題になっているプロジェクトの円滑化をはかりたいなど、仕事上でのメリットがあなたの中で納得しているのであればいいかもしれません。
次の3.でデメリットも考えて比較してみましょう。
3.飲み会に参加するデメリットを考える
メリットとは対照的に、仕事の飲み会に参加するデメリットを考えてみましょう。メリットとデメリットを比較して冷静に考えてみると、行きたくもない仕事の飲み会を断る方がいいと納得できるようになります。
例えば、仕事の飲み会に参加すると「プライベートの時間が削られる」「飲み会代の出費」「飲み会内での気遣いでストレスを感じる」「睡眠時間が削られて、仕事の効率が落ちる」というデメリットが考えられます。
もし、仕事の飲み会を断って、これらの出費と時間の浪費をおさえることができたら、そのお金と時間で自分を磨くことへ費やすことができますよね。
あるいは、あなたが本当に大切にしている人を幸せにすることに使えるかもしれませんよね。
本を買って勉強するもよし、家族と外食し家族の仲を深めるもよし、恋人へちょっとしたプレゼントを買っていくもよし、新たな交流を求めてイベントへ参加するもよし。
たった数時間の飲み会かもしれませんが、時間やお金の使い方は、大きさや量の問題ではなく、どう使うかというあなたの考え方や習慣が大事なのです。
成功者が多いと言われるユダヤ人の習慣として、宗教的な教義上お酒は飲まないことになっています(特別な日を除いて)。お酒を飲んで無駄な時間や体力を使うのではなく、その間に自分の知識を高めたり、家族との時間を過ごすことに価値を置いているんです。
どこに価値を置くかは人それぞれなので、飲み会が一概に悪いという訳ではありません。ただ、あなた自身が会社のつき合いで行く飲み会に価値を感じていないなら、それはあなたの人生の時間を無駄にしてしまっているということですよね。
まずは、ちょっとした勇気で一度断ってみましょう。初めは断りづらいな…と弱気になってしまうかもしれません。
そんな時は、飲み会を断った時にやりたいことリストを書いておくといいですよ。そうすると、断ることが楽しくなってくるかもしれません。
目の前の痛みや不安は一瞬です。長い目で見て自分にメリットがあるのは何かという視点で捉えると、飲み会に限らず、仕事でいやいやつき合っていることの断捨離ができるのではないでしょうか。