ミスしたら反省よりも改善へ。改善策を冷静に考えるコツとは?

      2017/11/17

日本人は自分を謙遜する発言が多いですよね。特に女性は自分を過小評価して、やたらと自分の価値を下げてネガティブ発言が多くなる傾向があります。

特に、ミスをした時に自分のことをやたらとネガティブに評価したり、謙遜している発言が多い場合は一歩引いて客観的になるといいかもしれません。なぜなら、その謙遜は誰のためにもならないからです。

謙遜や過小評価の発言が多い人は、ミスを起こした時に感情的に対応してしまうことが多いのではないでしょうか。

今回は、改善策を冷静に考えるコツをご紹介します。

 

1.謙遜は何のため?承認欲求の表れかも。

 

あなたが自分のことを謙遜していたり、ネガティブな評価発言ばかりをしている時は要注意。誰かに認めてほしいという承認欲求の表れかもしれません。承認欲求は誰にでもあるものなので、それ自体が悪いわけではありません。でも、承認してほしいがための謙遜や過小評価は何のためにもならないのです。

先日、とあるプロジェクトチーム内でミスが多発している人に「改善するためにどうしたらいいか」と自分で振り返って考えをシェアするようにとの指示が飛びました。

その人が原因と改善案をシェアしていたのですが、とにかく「自分はこれができていなかった」「そもそもこれが遅い、うまくいっていない」といった自分が「できなかったこと」を大量にあげていたのです。

もちろん、ミスの原因を分析して、何がいけなかったのかと考えることも大事なのですが、あまりにも「自分のできない具合を自分で問い詰めている」という印象なのです。自分はこれができていない…。この作業が遅い、苦手…。あげていけばいくほど、自分はできない人なんだという負のスパイラルに入りやすくなります。

あのホリエモンは「反省は一瞬でいい」と言っています。反省も大事ですが、むしろこれからどうしていくのか、改善していく、より良くしていくにはどうしたらいいのかを考えて実行していくことの方が重要ですよね。

そして、ネガティブ発言や自分への過小評価が多い時は、「いや、そんなことはないよ!」と誰かが言ってくれるのを期待しているのかもしれません。あなたが自分のことを謙遜したり、ダメな部分ばかりを発言している時は、あなたの本当の声を聞いてあげてください。その謙遜は何のためなのか。それによってより良い改善策が生まれるのか。

反省と謙遜は似ているようで違うんですよね。必要以上の謙遜は、あなたの価値を下げてしまうだけになってしまうかもしれませんので、気をつけましょう。

 

2.「できなかったこと」だけでなく「できたこと」

 

自分ができなかったことばかりに目がいくと、冷静により良い方向へ進むことが難しくなってしまいます。うまくいかない仕事がある時は、「できなかったこと」と「できたこと」両方を見つけるようにしてください。何ができて、何ができないのかを知ることは、解決策や改善策を考える上でとっても大事です。

1で例を挙げたミス多発の人は、改善策を出すことはできていたのですが「自分はできなかった」という感覚が強く残ってしまっているようでした。あまり自分の能力の高い低いに固執せず、冷静にできることとできないことを見極める。できないことは得意な人に任せることはできないのか考える。できないなりに、うまく回していける方法がないかを相談する。

 

謙遜することによって、「大丈夫だよ」と励ましてもらうことを求めるのではなく、本当の意味であなたが得意な能力を伸ばし、不得意の対処法を見つけることに焦点を当てていくといいのではないでしょうか。

 

 

 

 - 仕事術, 感情コントロール