仕事ができる人とできない人の会話の違い。「これ」「あれ」が多い人は要注意?!
2017/11/04

仕事ができる人と話していると、話がわかりやすいなと思ったことはありませんか?どうしたらこんな風にわかりやすく話せるようになるんだろう…と思いますよね。
今回は仕事ができる人とできない人の会話における、視点の違いをご紹介します。
たった一つの視点の違いが大きな差を生むんです。
1.仕事ができる人は相手視点で会話ができる
仕事ができる人の会話がわかりやすいと感じるのは、相手視点で話をしてくれているからです。「頭がいい人の話は難しくてわかりにくい」と感じる人もいるかもしれませんが、これは本当の意味で仕事ができる人とは言えません。
なぜなら、自分のレベルのまま相手に伝えようとしているからです。難しい専門用語を使ったりする人いますよね。
そうではなく、会話の本来の目的である”相手に伝える”ためには、相手の理解レベルに合わせて話をすることが重要なのです。仕事ができる人の会話・説明の思考回路としては、相手の理解レベルを仮定する→会話をしながら相手の反応を見て修正する→相手が理解できているかを確認する。このプロセスで会話が進めば、確実に相手に指示や依頼が伝わりやすいですよね。
仕事の会話をする時に、専門用語が多い人は、「自分の知識を見せつけたい」「相手よりも自分が上の立場でいたい」という欲求が強いんです。相手に理解してもらうという視点ではないんですね。こんなことも知らないの?と優越感に浸っているだけということ。これは、「相手に伝わる」会話にはならないですよね。
2.会話の中で「これ」「あれ」が多い人は要注意
会話がわかりにくいなと思う人の特徴として、「これ」「あれ」という指示代名詞が多いという傾向があります。もちろん、阿吽(あうん)の呼吸で仕事ができる相手に対してなら伝わるかもしれませんが、突然話しかけられた時に「あの件」「あのメール」と言われても伝わらないですよね。
「あれ」「あの件」「あのメール」という言葉で会話を始める人は、自分の中で考えていたり作業していたことの延長で会話を始めているので、自分では気づいていないことが多いんです。これは相手視点ではなく自分視点でしか仕事を見ていない、会話をしていないという可能性が高いです。
仕事ができる人は無意識か、あるいは意識的にかは人それぞれですが、「相手視点で会話をする」「相手に理解してもらえるように、こちら側が工夫をする」という自分視点・当事者意識が強いんです。
ちょっとした意識の違いで、相手にわかりやすい会話ができるかどうかが変わってきますので、自分の口癖を一度意識してみるといいかもしれません。
あるいは、誰かと会話をしている時に「あれって何ですか?」など、言葉の定義を質問されることが多い人は、相手視点での会話ができていない可能性がありますので注意してみてくださいね。