働き方改革って何すればいいの?〜個人でできる小さな一歩から〜

      2017/11/05

「働き方改革」って最近よく言われていますよね。昔の働き方のままではダメだと。日本人の典型的な「長時間労働」でどうにかするという時代ではなくなってきているということですね。

でも、「働き方改革」という言葉が一人歩きしてしまっている感覚を受けます。「働き方改革」って言われても、実際何を変えていけばいいのか…と迷う人も多いかもしれません。

「働き方改革」と言われて焦ってしまうあなたに、個人でまずできる小さな第一歩をご紹介します。

 

1.今の働き方がどうなったら、もっと効率的に仕事ができますか?

 

働き方改革って、国や会社、組織として取り組んでいく大きな改革もある一方、個々人の働き方への考え方、実際の働き方の変化という小さなことも含まれていると私は思っています。

個々人の働き方改革であれば、今すぐ自分で始められる意識改革や、実際に行動に移していくことができますよね。個人単位で考える働き方改革、まずは「あなたがどんな働き方になったら、今よりも効率的に仕事ができると思いますか?」ということを考えてみてください。

これは人それぞれ仕事のタイプや、能力が違うので正解はないと思います。どんな働き方なら、本来の自分の働き方を発揮できそうですか?どんな働き方ならベストパフォーマンスを出せますか?

わたしの場合、

・時間や場所を誰かに決められない(自分の好きな場所で好きなタイミングで仕事をする)

・自分の成果物で報酬が決まる(長く働いたからたくさん報酬をもらうという時間制ではない)

・個人単位の仕事もあれば、チームで目指す仕事もやる

という環境であれば、やりがいもありますし、自分の仕事をしている価値を感じることができると思っています。

 

あなたにとってベストパフォーマンスが出せる働き方は何か?これまでのルールを取っ払って考えてみてくださいね。

働き方改革は、最先端の働き方でなければいけないということではないと思っています。従来の長時間労働や軍隊的な働き方が最も効率のいい働き方ではないという投げかけなのではないでしょうか。

であれば、時間・場所・組織という枠を一旦外して、どんな働き方が効率的なのかという観点で考えてみるといいのではないかと思います。

 

 

2.仕事とプライベートという分け方をやめてみる

 

働き方改革は「仕事」に対する改革かもしれませんが、もう「仕事」と「プライベート」とハッキリ区別することが難しくなってきています。

土日休みで、毎日出社時間が決まっていて…という働き方に慣れてしまっていると仕事とプライベートはきちんと分けないと気持ちが持たないという人もいるかもしれません。でも、一旦その区別をやめてみるといいと思います。プライベートで考えたこと、見たこと、経験したことも仕事になる時代なんです。

個人が発信する、ビジネスをするということが容易になった今、プライベートと仕事も区別なく全部思いっきり経験する、自分の好きなようにするという気持ちが大事かもしれません。それが働き方の選択肢を増やすキッカケになるかもしれないんです。

スティーブ・ジョブズの有名な「振り返ると、点と点がつながって線になる、その時は点にしか見えなくても」という言葉がありますよね。何がどこでつながるかわからないんです。それはこれからどんどん加速すると思います。

「働き方はこうでなければいけない」と決めつけるのではなく、色んな考え、仕事、経験に出会っていく中で、自分にとってベストな働き方を見つけていけばいいのではないでしょうか。そのためにも、仕事とプライベートという枠を作りすぎないことをオススメします。

 

 

働き方改革という言葉をよく聞く今、何かを変えないとと焦ってしまうのではなく、選択肢は無限にあるのだと楽しみながら進めばいいと思っています。

今まで自分が勝手に思い込んでいた既成概念を外すチャンスかもしれないですね。

 

 

 

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