会話上手は喩え(たとえ)上手!?会話でうまく喩えを活用するコツ
2017/10/29

会話上手な人って、喩え(たとえ)がうまいと感じたことはありませんか?会話がスムーズなこと、コミュニケーションがうまくいくことは、喩えがうまいことと関係があるのでしょうか。
今回は、会話でうまく喩えを取り入れるコツをご紹介します。あなたも喩えをうまく活用して、話し相手の心をしっかり掴みましょう。
1.喩えることは、あなたが完全に理解しているからこそできる技
なぜ会話の中で喩えを使うことがあるのでしょうか。特に頭の回転が速い、コミュニケーション能力が高い人ほど、会話で喩えをうまく活用しています。
喩えを使う理由は、抽象的なことを聞き手に身近なアイテムに喩えてわかりやすくすることです。抽象的でふわっとした表現や、なんとなく曖昧に説明してしまうことはありませんか?これは、会話をするあなた自身が理解していない可能性があります。中途半端な理解のまま相手に伝えようとすると、どうしても抽象的な表現になってしまいます。
喩えることができるということは、伝える内容をあなた自身が納得して理解している状態です。理解しているからこそ、相手にもっとわかりやすく伝わる表現はないか、相手が身近に感じられる話題に置き換えることはできないかと工夫することができるんです。
喩えを活用する第一歩は、まずあなたが曖昧な理解を、納得するまで理解することなんです。
2.喩えるための観察力
会話をしている最中に「どんな喩えで説明しよう」と立ち止まって考えるというわけにはいきませんよね。会話の中にうまく喩えを混ぜ込んでくる人は、とても自然な流れで喩えを使っているように聞こえます。どうしたらスムーズに会話の中で喩えを思い浮かぶことができるのでしょうか。
もちろん、普段から喩えることに慣れていない人は、いきなり喩えを活用するのは難しく感じるかもしれません。その場合、日々の生活の中で「喩えるための観察力」を鍛えていきましょう。
わたしも時々会話で喩えを使うことがあります。特に「人」について表現する時に使っています。ちょっと自分とは行動パターンが違う、思考回路が違うなと思う人がいたら、その人の行動パターンや癖を観察しているんです。人間は、自分と違うものに対しての観察力が優れています(同じものは、そもそも意識もしないから)。どんな違い、どんな特徴が目につきますか?
例えば、こんな人が職場にいたら、あなたはどんな喩えを使いますか?
「几帳面でメールや電話が細かい」「資料を保存しているPC内のフォルダの整理整頓がキッチリ」「どこにどんな資料が保存されているかなど、自分がやったことに対しての管理に抜け目がない」「とにかく機械的に淡々と作業する」
わたしはこの人のことを「ロボコップみたい」と密かに喩えていました。(ロボコップって、今知らない人もいるかもしれないですね…映画の人間型ロボットです)「几帳面」「機械」「淡々と」といった特徴から喩えを思い浮かべました。
「人」の観察をすること、そしてその相手の特徴をいくつかの形容詞で表現してみましょう。その形容詞から連想する身近なものを喩えとして使えばいいんです。
会話が上手な人は喩え上手。喩えをうまく活用して会話上手になっちゃいましょう。