本当に人の心を動かす2つのポイントとはー八雲珈琲店に行って感じたことー
2017/10/29

知人におススメされて、都立大学にある八雲珈琲店に行ってみました。ここのマスターは、日本一珈琲に精通しているのではないかと思うくらい、珈琲について話をしたら尽きることがありませんでした。
このお店の紹介をすることが目的なのではなく、八雲珈琲店マスターとの会話を通じて気づいた、ビジネスで「本当に人の心を動かすポイント2つ」をご紹介します。
1.商品への想いの強さ>売ろうとする気持ち
八雲珈琲店のマスターと話していて、一番強く感じたのは、本当に珈琲を愛していて、珈琲の酸いも甘いも全て知り尽くしているんだなということ。
お客さんと珈琲の関わり具合を会話の中で聞き出しながら、どの珈琲が一番口に合うのかを見つけてくれるのです。
惜しげもなく色々な豆を試しに飲ましていただき、実際に味を実感しながらどの珈琲を自分が求めているかを納得することができました。
「売られる」「買わされる」という感覚は一切感じず、信頼してこの人のアドバイスを聞こう、もっと相談したいと感じるのです。これ、どんなビジネスでも重要なことだと思うんです。
売ろうとするビジネス感を少しでも感じると、お客さんは一歩引いて身構えてしまいます。逆に、ビジネス感を感じず、「この人は本当にこの商品が好きなんだな」「一人一人が納得してくれること、楽しんでもらうことを優先してくれているな」と感じると一気に信頼関係が増しますよね。
お客さんよりも誰よりも、売り主が一番その商品を愛している、納得している。これがお客さんの心を引き込むんです。
”商品への想いの強さ>売ろうとする欲求”を意識してみるといいかもしれないですね。
2.自分の好き嫌いを押しつけない
自分の商品やサービスが大好きだからといって、自分の好みを相手に押しつけるのは考え物です。わたしは、ネイルを時々やってもらっているのですが、ネイリストの好みと自分の好みって違いますよね。
わたしはシンプルな方が好きですが、ネイリストがハートとかお姫様系の柄が好きだったりすると、もっとこのマークを入れたいとか、こんな色がいいとか、ネイリスト好みのものを提案されたりするんです。でも、これってあくまでその人の好みであって、お客さんの好みではないですよね。
いかに相手のニーズを汲み取ってあげられるか。それは会話を通じてその人のライフスタイルや普段選んでるもの、好き嫌いなどいろんな要素が絡んできます。
自分の好みに合ったドンピシャのモノを目の前に出されると、人の心は動かされるんです。まさに八雲珈琲店では、ニーズを存分に汲み取っていただきました。
普段、あなたが気に入って通っているお店、必需品以外で定期的に買っているモノ、あなたが心動かされているお店や商品ってなんでしょう?そこを掘り下げると面白いことに気づくかもしれませんね。