怒りを放出できれば、あなたの心はもっと穏やかに。怒りをコントロールするための4つのポイントとは?

      2017/10/09

ついカッなって余計なことを言ってしまったり、話をこじらせてしまったり…怒りの感情が抑えられなくなると、仕事やプライベートで人間関係を悪化させてしまうことがありますよね。

怒りを自分でコントロールできるようになったら、人間関係がもっと楽になるのに…と思う人も多いのではないでしょうか。

人間関係に大きな影響を与える「怒り」の感情をコントロールする方法を4つご紹介します。

 

1.怒りを放出するための必殺技は「運動」

 

怒りの感情が抑えられずに、言葉や行動に怒りが出てしまいそうになったら、体を動かしてみてください散歩したり、ヨガやストレッチをしてみたり、誰かとチームスポーツしてもいいかもしれません。ただし、車を運転するといった、動きながら頭で考えてしまうものはオススメしません。結局、怒りを思い出して感情がおさまらなくなるからです。

つまり、怒りを放出するために運動をするということですね。運動をしている時は、体を動かすことに集中するので、怒りがトーンダウンしていきます。チームスポーツなど激しく運動する場合は怒りを考えている暇がないという状態になると思います。また、ヨガやストレッチなどゆっくり体を動かす場合はリラックスして怒りが消えることが期待できます。

体を動かして、心穏やかな状態に戻すと、怒りの感情はおさまり冷静に対処することができますよ。

 

2.怒りをその場で軽減したいなら、紙に感情を書き出す

 

怒りの感情が高まって沸騰寸前!となったら、まず紙に感情を殴り書きしてしまってください。運動しに行くといった、別の行動を取るまでの間も我慢できないくらい、瞬発的に怒りを感じた時というイメージですね。

何にイライラし怒りが高まったのか、誰のどんな行動に腹が立ったのか。何でもいいので、思い浮かんだことを紙に全部書き出してください。そうすると、怒りを声に出して相手を傷つける、対立することなく、あなたの怒りは紙に書き出した言葉とともに消えていくはずです。

実際、わたしの友達は会議中に理不尽なことを言われてカッとなった時に、ノートにその怒りを書きまくったそうです(おそらく誰にも見せられないような言葉が並んでいたものと思われます…笑)。でもそのおかげで、その場で口論になるという無駄な衝突を避けることもでき、本人の怒りもおさまっていったそうですよ。

 

3.怒りを”7秒”我慢する

 

怒りの感情が高まった瞬間、7秒我慢してみてください。つい言ってしまいそうになった言葉、手が出そうになってしまう瞬間、ほんの少し待ってみてください。

なぜなら、人の怒りは7秒たてばおさまると言われています。これは、いきなり実践できないかもしれませんが、ある程度最初は意識して試してみてください。

怒りの感情のほとんどは一瞬のもの。その一瞬が我慢できず、凶暴な行動に出てしまったり、理性を失って人を傷つけるという行為に走ってしまうのです。

あなたがどんなことに怒りを感じやすいのかを知っておくこと、怒りは待てばおさまることを知っていれば、怒りのコントロールができるようになっていくのではないでしょうか。

 

 

4.怒りを流してしまうために、場所を変える

 

あなたが誰かに対して怒りを感じたら、まずその場を立ち去ってみるのも一つの手段です。目の前に怒りの対象があるままだと、怒りの感情をコントロールするのは難しくなります。あの人の顔を見ているだけでイライラするということもあるのではないでしょうか。

そんな時は、あえてその場を立ち去ったり、開放的な景色が見えるところに行って休憩したり、目に見える景色を快適なものに変えてみてください

例えば、閉鎖的なオフィス内で口論になり、怒りがおさえられなくなった時、目の前に水平線が広がる海を見たら、心が穏やかになる気がしませんか?

これは極端な例ですが、あなたの気分が心地よくなる景色を想像したり、写真を見るのもいいでしょう。あるいは、外を少し散歩してみるのもいいと思います。

 

 

 

感情のコントロールの中でも、怒りの感情は増幅していく傾向が強いですし、自分でも予期しない言葉を発したり、行動にうつしてしまう可能性が潜んでいます。まさか自分がこんなに理性を失うなんて…と自分でも驚くぐらい、コントロールが効かなくなるかもしれないんです。

だからこそ、自分で正しく怒りの感情と向き合い、極端な言動に走らないためにご紹介した4つのポイントを意識してみてくださいね。

 

 

 - 感情コントロール