やりたいことの見つけ方、たった2つのポイントとは?
2017/10/04

やりたいことをやって輝いている人を見て、自分にはやりたいことがない・・・と不安になったりしませんか?
人と比べる必要はないんです。でも自分がやりたいことがわからないと隣の芝は青く見えてしまいますよね。
やりたいことを見つけるヒントを過去と現在の観点から2つご紹介します。
1.自分史を書く(過去を振り返る)
自分の興味関心や喜怒哀楽を振り返ることが大事です。そのためにオススメなのが、自分史を書くことです。
幼稚園、小学校、中学校・・・現在に至るまでどんな人生を歩んできたのか書き出してみましょう。
書き出す時のポイントは、
1)何がうまくできたか
2)何に夢中になっていたか
3)選択をする時に、どんなことを考えていたのか
といった、自分の感情の動きや、行動を思い出してみましょう。
この3つのポイントをもう少し細かくご説明します。
1)何がうまくできたか
子供の頃にうまくできていたことは、自分の強みである可能性が高いです。大人になってから得意なことよりも、子供の頃得意だったことの方が生まれ持っている強みに近いのです。
うまくできることが、やりたいこととは限りませんが、自分の特徴を知ることが第一歩ですよね。
2)何に夢中になっていたか
これも、できれば小さい時の出来事も思い出してください。子供の頃に夢中になっていたこと、興味を持っていたことは、誰かに強制されたものでもなく、自然と好きになったことだと思われるからです。
わたしの場合、小さい頃から髪の毛を結んだり、オモチャのアクセサリーをつけるのが好きでした。(自分では記憶がない部分もありますが、親戚から言われたこともあります)
今になっても、ファッションや美容の分野はかなり興味が強いです。
いずれはファッションの仕事にも関わってみたいなと思ったりもしています。
あなたがこれまで強い興味を示したり、夢中になったことはなんでしょう?
大人の社会のしがらみに触れる前に、無邪気に楽しいと思えたことはなんでしょう?
3)選択をする時に、どんなことを考えていたのか
どの部活に入ったか、どの高校・大学を選んだのか・・・これまでのあなたの人生を振り返ると、必ず色々な決断をしてきていると思います。
自分では無意識だったとしても、何かのポイントで選択し決断しているはずです。その理由を深堀りして考えてみると、自分の興味関心や決断ポイントが見えてきます。
私の場合、高校を選んだ時の判断軸は「自由」でした。校則が厳しくなく、服装もある程度自由。生徒たちの自立を促し、なるべく自分たちで考えられるようにというスタンスだったと記憶しています。
その判断基準は、今の人生の進む方向の基盤となっています。自分の意志が尊重され、自由にやりたいことが挑戦できる。
そんな人生を目指しつつ、実現させつつ歩んでいます。
2.喜怒哀楽が強く出る出来事は?(現在)
日々の生活の中で、あなたがテンションが上がるのはどんな時でしょう?その問いに対して思い浮かんだ答えに、なぜを更に繰り返してください。5回ぐらいなぜを繰り返すと本質に迫れます。
例えば、みんなで飲んでいるとテンションが上がるとします。これは、一見誰でもよくありそうなことですよね。
でも、その理由は十人十色なんです。「みんなで飲んでいると楽しい」→なぜ?「気の知れた仲間と話しているのが楽しい」「知らない人と出会えるのが楽しい」「普段のストレスを愚痴れるから楽しい」・・・
その理由って実は色々あるんです。その理由をどんどん掘り下げていくと、「新しいものに触れるのが好き」「人と接するのが好き」といった特徴がわかってきたり、「ストレスがなかったら飲み会は楽しいと思わないのか?」と問えば、なぜ楽しいと思うかの本当に理由が見えてきたり・・・
飲み会の例だとわかりにくいかもしれないですが、普段のちょっとした出来事でいいので、自分の喜怒哀楽が強く出ることを書き出しましょう。そして、なぜを繰り返してください。
そうすると、自分の感情のスタート地点が見えてきますので、何が好きで嫌いなのかがわかってきます。
今回ご紹介したたった2つのことを、まずはやってみてくださいね。この2つの共通点は、自分を知ることなんです。過去を振り返り、今の自分を知る。
やりたいことがないわけではないんです。あなたが無意識に「こんなことは、やりたいことと言ってはいけない」と勝手に押さえつけてしまっているだけかもしれません。
仕事としてのやりたいことを最初に考えず、まずは自分の興味関心を知ること、そこから今の仕事をどう選ぶかという判断になっていくのではないでしょうか。
そもそも、やりたいことを見つけること自体に疑問を感じているならこちら→やりたいことって見つけないといけないの?ー心の赴くままにー