人の心を動かすポイントは驚きと感動。ちょっとした意識であなたの仕事の流れは変わる?!

ちょっとした感動、驚き、喜びを。
人の心を動かすことは、そうした、ちょっとした感情の変化から生まれる。
どうしたら自分のサービスや商品に興味を持ってもらえるのか、お客さまが耐えない状態にすることができるのか。自分で事業をやっている人なら、誰しもが悩むことなのではないでしょうか。
あるいは、会社勤めをしているなかでも、チームメンバーやお客さまとのコミュニケーションにおいて、いい意味で相手の心を動かすような仕事ができたら、いいサイクルで仕事が回っていくようになりますよね。
今回は、仕事で相手の心を動かし、仕事の流れがよくなるポイントをお伝えします!
1.相手の予想を超える、驚きと感動を。
人の心が動くのは、正論を言われて脳が理解したときではなく、心にある感情が動かされたとき。本や記事でそんなことを聞いたことがある方もいるかもしれません。
あなたが最近心を動かされたことは何でしょう?「これ買いたい!」「このサービス受けたい!」「このお店にまた行きたい!」。そんな心の動きは、みなさん日常的に感じることがあるものだと思います。
わたしは、心が動かされるのは、「予想を超える驚き、感動、喜び」だということを、あらためて感じるできごとがありました。
実は、昨年冬に、バリ島でフォトウェディングをする予定だったのですが、バリ島火山噴火の影響で、日程を延期したんです。そのとき、フォトウェディングの会社の社長さんが、メールでやり取りをしてくださっていました。
「また来年、日を改めてやらせていただきます」とお伝えし、「またのご連絡をお待ちしていますね」と、通常のやり取りをして終わっていました。キャンセルではなく、延期ということで、キャンセル料は払わないよう調整させていただいていました。
そして、あらためてバリ島に行く日程が見えてきたので、数か月ぶりにメールをし、料金やプランの再確認をしました。撮影&アルバムをもらえるというプランで予約をしており、日程を延期しても、特に追加料金などはないかという質問をしたんですね。
そこでいただいた返信は、「追加料金はありません。アルバムについては今回プレゼントとさせていただきます。そのため、その分の代金を返金させていただきます」と。
え、なんで?!とっても嬉しいけど、なんで??という純粋な気持ちがわきあがってきました。
予想外の対応に、とっても驚くとともに、感激したんです。そりゃそうですよね。日程延期して、もしかしたら追加料金とか、何か発生するかもなと思っていた矢先。まさかのプレゼント対応で返金までいただくとは。
その社長さんの真意はわかりません。でも、その心づかいに感動したというだけで、わたしは十分でした。
そう、わたしがここでお伝えしたかったのは、予想外の驚き、感動、喜びに、人の心は動かされるということ。心を動かされた人は、相手の気持ちに感謝するとともに、何か恩返しがしたいと思うことだってあるということなんです。
2.相手の期待値をきちんと把握し、それを超える努力を。
人の心が動くときについてお話しましたが、では、日々の仕事において、どんなことを意識したらいいのでしょうか。フォトウェディングの例を聞いたからといって、ただプレゼントしたらいいということでもありません。
まずは、相手が何を期待しているのか、期待値の最低ラインをイメージすることです。その最低ラインをクリアすることは当たり前、その期待を超えることを、何かお手伝いしたい、喜んでほしいと思うことが大切なんです。
これは、自分で事業をやっていなくても同じことが言えます。仕事は人を介してすることが多いですよね。そうなると、相手が自分のどんな成果を期待しているのか、どんなスピードや質を求めているのかを把握することがスタートなんです。
そこから、できるだけ相手の予想を超えれるように、誠実に愚直に仕事に向き合うこと。言葉だとシンプルなことに聞こえるかもしれませんが、それが実行できる人は、意外と多くないんです。だからこそ、相手の期待を超え、驚きや感動を感じてもらえるようにすることで、あなたの仕事は一気に流れが変わるはず。
自分で自分の感情をコントロールするのが難しいのであれば、他人の心を動かすことはもっと難しいことのように感じますよね。押しつけでもなく、コントロールするということでもなく、相手に驚きや感動を感じてもらえるように意識すること。それを実行できるようになると、あなたの仕事はスムーズになっていくのではないでしょうか。