英語を身につけることが目的で留学に行くなら、絶対に意識しておくべきこととは?

英語を学びたい、留学したいと思う人が増えているとともに、金額的にも安く、以前より英語を学ぶ機会は得やすくなりましたよね。でも、機会を得ただけで満足してしまい、使える英語が身につかず、思い出話になって終わりという人も多いと聞きますよね。
せっかく手に入れた英語を学ぶチャンス、しっかり活かして使える英語を身につけたいですよね?留学をしても英語力に差がついてしまうのはなぜなのでしょうか?
今回は、これから英語留学を考えているあなたへ、有意義な経験とするためのヒントをお伝えします。
英語を身につけることが最優先の目的なら、日本語に触れない工夫を
英語を身につけることが留学の第一の目的という場合は、留学先で日本語に触れないようにする覚悟と努力が必要になります。というのも、留学先の国にも日本人がいて、日本人コミュニティーのなかにいつも一緒にいると日本語を使ってしまう人が多いからなんです。
(留学の目的が英語力の向上以外のところにある場合、英語への優先順位が低い場合は異なりますが)
わたしが同じ会社で働いているなかで一番尊敬しているスーパーマンのようなおじさんは、学生時代にボストンに留学していたのですが、そのときの日本語シャットダウンの徹底ぶりに驚きとともに、なるほどと思ったことがあるんです。
彼は、日本人コミュニティと仲良くして日本語を使うという生活を嫌い、その環境を一切よせつけないために、「外国人のふりをする」ということを完全に演じきったそうです。
とはいえ、見た目はあきらかに日本人なので、両親が日本人だが、インドネシアで育ったインドネシア人であるという設定にし、学生寮のメンバーみんなに口裏合わせてもらったとのこと。日本人が日本語で話しかけてきても、日本語がわからないふりをして英語しか話さない。
そのおかげで、英語はかなり流暢で、頭で考えなくても自然と出てくるレベルになっています。今では、グローバル企業で、会社の命運をにぎるような重要な役割を担っているんです。
あなたは、留学して英語をどのぐらいのレベルにしたいですか?海外に視野を持っている日本人とつながりたいのか、海外で生活したという経験がほしいのか、仕事で不自由なく使える英語力がほしいのか。
留学後にそのまま海外でビジネスをする、日本に帰って事業を立ち上げるということなら、日本人とのつながりをあえてシャットダウンする必要はないと思います。同じように海外で挑戦する気持ちを持つ仲間とのつながりは、一生ものの付き合いになるかもしれませんよね。
でも、英語を身につけるために行く、それが第一の目的なのであれば、英語しかない環境をつくりあげる方がいいんです。圧倒的に英語が身につくスピードは変わります。日本語が使えると思うと、どこかで甘えてしまって、つい日本語を話してしまいますよね。
英語しか使えない、英語を話さないと日常生活が送れないというプレッシャーを自分に与えることで、英語が習慣として身になっていくということなんですね。
留学する目的にあわせて、留学先での環境づくりを考えることをオススメします。