年齢を気にしない生き方へ。年齢の意識を外し、仕事や人間関係の幅を一気に広げるコツとは?

「年相応」なんて言葉がありますよね。日本人は、なにかと「年齢」を気にすることが多い気がします。「この年になってこんなことできない…」「あの人は、もう何歳だから…」「まだ〜するには若すぎる」こんな言葉を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。
先日、フランス人同僚と話していたときに、「日本人は、自分の年齢も相手の年齢も気にする。誰が何歳かをみんなで話したりする。これはとても日本的だ」と。なぜなら、フランス人からすると、自分の年齢や、相手の年齢はそんなに重要なことではないからです。
あなたも、自分の思考や行動を年齢で決めつけたり、制限していませんか?あるいは、仕事相手や、付き合う友人を年齢で判断したり、勝手な決めつけをしていませんか?
年齢の意識を外すと、想像以上に視野や経験値が広がります。今回は、年齢への過剰な意識を外して、仕事や人間関係の深みを一気に増すコツをお伝えします。
●●するには若すぎる?この意識を外すと仕事の経験値は一気に広がる!
わたしも、以前は、年齢で仕事の幅を決めてしまっていたときがあります。でも、この年齢の呪縛を解き放つと、任せてもらえる仕事が増えたり、思わぬチャンスで新たな仕事を受けることになったりするんです。
わたしがプレーヤーとしての経験しかしたことがなかった20代半ば。人をマネージメントする立場になるのは、いっぱい経験を積んだ40代ぐらいの人なのだろうと勝手に思い込んでいました。こういった概念は、20代でどんな組織で仕事をしているか、誰と一緒に働いているかで決まってしまうことも多いです。わたしは特に、年齢層の高い人と仕事をしていたので、なおさら、そう思っていたのかもしれません。
でも、PRライターとしての仕事をさせてもらうようになってから、組織全体をマネージメントする役割を任せてもらうようになりました。つまり、マネージャーとして、メンバーの相談を受けたり、プロジェクト進行を旗振ったり。「まだマネージャーを任せてもらうには、若いし経験が足りないんじゃないか」という考えが一瞬頭をよぎったのも事実です。
でも、実際にやってみると、年齢は関係なかったなと感じています。人にはそれぞれ得意不得意があって、得意な人がその役目を担うのが一番いいですよね。それは年齢では判断できないものです。
もちろん、長年生きている人の方が、いろんな経験や知恵を持っているかもしれないですね。でも、必ずしも、長く生きているから、若い人よりも、あらゆることが得意で適任というわけではないのではないでしょうか。
日本の場合は、年功序列の考えを持っている人がいまだに多いので、年齢で人を判断したり、行動に制約をつくってしまいがちですよね。でも、年齢に縛られるのはとってももったいないんです。あなたが今、少し躊躇していることが年齢のせいなのであれば、思い切って進んでみるといいかもしれません。
2.相手の年齢を詮索するのをやめてみましょう
日本人って、初対面の人と自己紹介するとき、相手の年齢を知りたがりませんか?年齢を聞いて、何を知ろうとしているのでしょうか。自分より若い、自分より年配、それを知って態度を変えるということなのでしょうか。
海外の人は、年齢を気にしない人が多いです。「年相応の服装」なんて考え方もありません。何歳になったって、好きな服を着たらいいんです。「年相応の仕事」もないです。何歳になっても挑戦したらいいんです、失敗してもいい。年齢がどうあれ、いいものやいいサービスを提供する、きちんと成果を出すということを重視していれば、きちんと認めてもらえます。「まだ若いくせに生意気な」なんてことも言わないのではないでしょうか。
あなたが誰かと仕事をするとき、プライベートで仲良くするとき、相手の年齢を気にするのをやめてみたらどうでしょうか。相手が何歳だっていいじゃないですか。気の合う仲間と一緒なら。そして誰かに仕事を任せるときに、年齢で判断しないようにすると、相手の能力を引き出すことができるかもしれません。
わたしの周りで、こんな会話を聞いたことがあります。「この年で2店舗経営していると知られたら、バカにされるから言いたくない」「若いとバレたらなめられるから、本当の年齢を言わない」。これは、年齢で相手の仕事のパフォーマンスを判断する人が多いから、こんな思考になってしまうのだと思います。なんだか悲しいですよね。
年齢は関係なく、堂々と仕事ができるように。まずは、あなた自身が、自分の年齢の意識を外すことから始めてみましょう。そうすることで、あなたの可能性は広がり、もっともっと面白い人生になっていきますよ。