パラレルキャリアで仕事を増やして疲れていませんか?ただ労働を増やして行き詰まってしまったらどうすればいい…?

   

パラレルキャリアや副業という言葉を毎日のように目にするようになりましたね。わたし自身もパラレルキャリア、副業を実践している立場です。

仕事の幅を増やすことは自分のスキルや経験を増やし、人間力をどんどん広げていく絶好の機会になるので、大賛成ですし実際いろんなことに取り組んで、どんどんスキルを増やしてきているのですが…

会社員をしながら、他の仕事をどんどん増やしていくと、あるところで「休みなくこんなに作業していて楽しいのか?」と行き詰まってしまう人も多いのではないでしょうか。

他の会社員の人が遊んでいる休日にも、せっせと仕事をこなし、仕事を増やしていく。わたしは、最初楽しくて広げてきたキャリアが、だんだんタスク化・義務化してしまうような感覚を抱いた時期がありました。

会社員としてパラレルキャリア・副業を進めていく上で、気持ちが行き詰まってしまったあなたへ。苦しくないパラレルキャリアの築き方をお伝えしようと思います。

 

1.パラレルキャリアなのに、全ての仕事が会社員のように義務化していませんか?

 

会社員として勤めながらも、パラレルキャリアを進めていくのは、会社勤め以外の時間を別の仕事に費やすということになりますよね。最近では、会社員と同時に様々な仕事に手を出して活躍している方がインタビューされるなんてことも増えましたよね。ソニーに勤めながら自分の会社を設立していることで有名な正能茉優さんを筆頭に、輝かしいキャリアを築いている方がたくさんいらっしゃいます。

でも、そもそもなんでパラレルキャリアを体現しようとしているのでしょうか?この根本が見失われると、仕事を増やしても、どんどん義務化して苦しくなってしまいます。

わたしの場合、いくつかの会社勤めを経験している中で、早い段階で「会社の看板をなくした自分には何もない」という感覚を抱いたことがキッカケでした。大きな会社に勤めれば勤めるほど、会社の看板で武装している自分と、本来の自分の境目がわからなくなってしまうんですよね。わたしは転職を経験しているので、そのおかげで自分個人としての力をつけたいと気づくことができました。

そんなこんなで、今では会社勤めしながらも、会社以外の時間をパラレルキャリアを広げていくための時間に費やしています。仕事の数も増え、ダイレクトに自分のパフォーマンスが評価される個人としての仕事に、楽しさも感じてきています。

でも、パラレルキャリアへ移行したばかりの初期は、何が自分のやりたいことかわからないし、まずはいろんな仕事に飛び込んでみようという姿勢で、初めてのことも含めていろんな仕事に挑戦しました。がむしゃらに仕事を増やしているうちに、休日も仕事を片づけないといけないため、全然心が休まる時間を作ることができなかったんですね

あれ、わたしは何のためにこんなに仕事しているんだろう?って行き詰まって、海や山へ行って気持ちを落ち着けるなんてこともしていました。

この時期にいろんな仕事に取り組んだことで、自分の得意に気づくこともできたし、実際に仕事として継続的にお願いされることも増えました。それは、この時にがむしゃらに走っていたからだと思っています。ただ同時に気づいたのは、闇雲に仕事を増やすだけだと、会社員としての仕事のように「やらなければいけない」という義務になってしまうということだったんです。

 

2.あなたのパラレルキャリアは何のため?

 

パラレルキャリアを進める上で、仕事の義務化・タスク化を防ぐためには、何に気をつけないといけないのでしょうか。もし、ちょっと苦しいなと感じている人がいたら、改めて次のことをあなた自身に問いかけてみてください。これはわたしが実際、自分へ問いかけていたことです。

■パラレルキャリアで増やした仕事の中で、お金をもらえなくてもやりたいことは何個ありますか?

お金をもらわなくてもやりたい仕事が0個という人は、おそらく今苦しいのではないでしょうか。だって、会社員としての仕事同様に、やらなきゃいけないと思ってやっている仕事が増えただけだから。単純に労働時間が増えて、心休まらなくなってしまいますよね。

お金をもらわなくても、やっていて楽しいこと。仕事という概念を外して、それに取り組む時間を作るようにしてみてくださいね。お金を稼ぐことにつながらないからと焦るのではなく。

■そもそも、なぜパラレルキャリアを実行しようと思ったのでしょうか?

行き詰まっている人は、もう一度原点に立ち返ってみることをオススメします。収入を増やすだけなら、もっと別の方法でもいいかもしれないですよね。わたしは資産形成もやっていますが、それは労働ではないし、時間を費やすものでもありません。でも資産は増えていくものです。

収入以外にも何か気になることがあってパラレルキャリアに取り組んでいるのではないかなと思います。

 

 

 

がんばり屋さんな人ほど、とにかく仕事を増やす、こなすということを突き進めていくのではないでしょうか。それはそれで面白いのかもしれませんし、後になってその時の努力がつながってくることも多くあると思います。でも、気が向かず、なんとなく義務化してしまっている仕事を毎日毎日こなしている。そうなってしまうと苦しいですよね。

その先にたどり着こうとしている場所が見えているなら、一時的に苦しくても大丈夫だと思います。でも、それさえ見えていないで仕事だけ増やして労働時間が増えていくことは、あなたを疲弊させることになってしまうのではないでしょうか。

”パラレルキャリアを進めなければいけない”という義務感に駆られるのではなく、こんなこともできるようになって楽しい、収入とは関係なく取り組んでいて楽しいという、あなたの気が向くことも大事にしてみてくださいね。

 

 

 

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