エリート女性へ。エリートのレールを外れて好きなように生きませんか?〜後編〜

      2018/02/18

エリートのレールに違和感を感じた経緯は前編でお伝えしました。→前編

違和感を感じて飛び出したものの、やっぱりレールを外れきれていない自分がいました。中途半端なエリート街道を歩めば歩むほど、本当の自分が埋もれていってしまっている焦りがありました。

でもいろんな経験を経る中で、少しずつ本来の自分を見つめる機会を持てたり、自分が伸び伸びとしていられる環境に気づいたりしていきました。

後編では、わたしがどんな経緯でエリートのしがらみから脱出したのかをお伝えします。

 

エリート女性は男性と闘いがち…。男性にも負けない、そんなプライドが自分を苦しめていた。

 

新卒で入社した保守的な日本の大企業を抜け出し、リクルートへ転職しました。リクルートに行きたかったわけでも、営業をやりたかったわけでもなく、なんとなくリクルートの文化が面白そうと思って進んでいった結果でした。

営業とはなんぞやという基礎、営業の成果を出すための目標設定やマインドを学ぶことができました。今となってはリクルートを経験して良かったと思っています。でも、何十年もいることは私には合わないかもしれないと思っていました。

リクルートでものすごい成果を出している女性もたくさんいます。マネージャーレベルになりバリバリと活躍されている方もいます。家庭と両立しながらというスーパーママもいらっしゃいます。

すごいなという尊敬の念を抱くと同時に、でもわたしが目指しているライフスタイルなのだろうかと戸惑う気持ちもありました。

そんな自分の心の微妙な違和感を見逃すことはできませんでした。そして、ひょんな縁から外資系自動車部品メーカーへ転職することとなります。

でもポジションは営業アシスタント的なもの。サラリーマンとしてのキャリアアップを諦めることを意味するかもしれないという覚悟がありました。外資で挑戦してみたかったということと、会社人生だけで終わりたくないという想いが合わさって転職を決断したんです。

それと、少し弱音を吐くとしたら、男性に負けず劣らず活躍しないといけないという勝手な自分への呪縛を解き放ちたかった。女性だからといって見下されたくない、でも武装して戦うというスタイルは自分を疲弊させてしまう。

そんなことに気づき始めたんです。それはリクルートで必死に成果を出すためにがむしゃらに走っていたからこそ気づけたのかもしれません。

そろそろ自分の長い人生をどう生きるかという、一歩引いた目で考えて見ようと思ったタイミングでした。

 

外資で働いて気づいた、多様性や個性の当たり前

 

外資系メーカーで働いてから気づいたのは、日本人は働きすぎだし、遠慮しすぎということ。休みは取った者勝ち、発言した者勝ち、家族との時間を優先、転職は当たり前…。我慢している自分がバカらしくなって遠慮しなくなりました。

かなり自由に仕事をさせてもらっていますし、会社だけにとどまらずいろんな働き方をしていこうと思うようになりました。

会社勤め以外の活動に時間とエネルギーを費やすようになり、心豊かに、自分の好きなように好きなことをするライフスタイルを目指しながら日々動いています。

外資で働いているなら、まだエリートのレールに乗っているんじゃないの?と思われるかもしれません。でも、私の勤めている会社名を言っても知らない人はいっぱいいます。

そんなことはどうでもいいんです。自分の心が疲弊することなく、好きなことに時間とお金を使えるようになることが最優先。どこの学校出身とか、どこの会社にいた、何歳だとか、今の会社だと多様すぎて気にもしなくなりました。

わたしがエリートの縛りから脱出できた理由は大きく2つ。

1.外資に勤めたり、海外旅行に行く経験を重ねて海外の文化に触れたこと。多様性や個性を当たり前として受け入れる文化に触れたこと。

2.会社員のキャリアという限定された世界で、男性と張り合うことを辞めたこと。会社員以外の生き方にふれ、実際にその生き方へシフトし始めたこと。

 

日本の教育にどっぷり浸かり、エリートのレールに乗ってしまうと、そこから抜け出すのは勇気がいることです。でも、自分が心から望んで今の道を歩んでいないのであれば、心が疲弊して豊かな人生は送れません。

エリートでいようとする自分を解放してあげること。もっと違う世界を見て触れること。そうすると自分がもっともっと穏やかに輝いていきますよ。

 

 

 

 

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