社長になっても不安?肩書きの社長にとらわれず、幸せな社長になるためには?

      2017/11/17

社長って華やかで幸せそうに見えませんか?お金を稼ぎ、自分の好きなものを何でも手に入れてるように見えますよね?

それって社長だからなんでしょうか?社長になったら、みんな幸せなのでしょうか?社長になりたいという人は、何を求めて社長になろうとしているのでしょうか?。

社長の中でも”幸せな”社長になるために大事なことをお伝えします。

 

1.社長でも不安。稼ぐ額の問題ではない。

 

先日、飲み屋で仲良くなり長時間話し込んだ社長さんがいらっしゃいました。オシャレで爽やかな振る舞い。社長と聞いて納得という感じでした。いい土地に家を買い、お金も充分に稼ぎ、家庭にも恵まれ。一見、とても幸せそう。

でもよくよく話をしていると、不安な気持ちが見え隠れします。ご自身の会社も順調に回り、知人の会社も手伝っていると。でも、この先どうなるかわからないという不安をずっと感じているとのこと。

ハワイに移住でもして毎日ゴルフしているのが理想とおっしゃっているので、もうハワイ移住できる状態なんじゃないんですか?と聞きました。すると、「確かに、ハワイに移住しても暮らしていけるぐらいのお金は稼いでる。でも、この先どうなるかわからないという不安がある」と。

この方、40代前半までは、広告代理店やIT系の会社でお勤めされバリバリ働いていたそうです。サラリーマンの年収には限界があると感じ、会社を設立したんだとか。この考えは、わたしも同じなので共感なんですよね。

でも、その社長さんは幸せそうに見えない。常にお金との不安に悩まされている印象だったのです。

なぜでしょう?これは稼いでいる金額に関係ありません。おそらく何十億円と稼いでも、この社長さんの不安は消えないのではないかと。なぜなら、「お金はなくなるもの、だから稼がないと」と思っているからです。しかも「仕事が楽しいと思ったことは一度もない」と。

本当に心穏やかに幸せな生活を送っている社長さんもいます。その中には、自分がどれだけの額を稼いで、どれだけの資産を築いているかを気にしていないという人もいました。でも次から次へと興味のある事業を始め、投資もし、自分の好きなことをやっているんです。

この違いは大きいですよね。何のために社長になっているのかという違いから来ているかもしれません。

 

2.何のための社長?社長という肩書きではない。

 

幸せな社長になるために大事なのは、何のために社長になるのかという目的です。わたしがお話させていただいた社長のように、サラリーマン以上に稼ぎたいからという気持ちを持つことはダメではないのです。ただ、お金を稼ぐ手段は社長という選択肢だけではないということも忘れてはいけません。

社長になって稼いだお金を、さらなる事業へ投資したり資産運用していくこともできます。稼ぎ続けなければいけないという強迫観念にずっと悩まされていたら、幸せな社長にはなれないですよね。

金額の大小というよりも、どうやって稼ぎ、どうやって増やしていくかという資産の仕組みやお金の流れも同時に捉えていくと不安は和らぐかもしれません。あるいは、自分が面白いと思うことにもっと目を向けること。

面白いことをいろいろとやっていったら、法人にする方が都合がよくなった。同じ想いを持った仲間が集まり事業をやっていくうちに会社を設立するに至った。こんな話をよく聞きますよね。つまり、社長を目指していたわけではないけど社長になった。

「社長」という肩書きにとらわれすぎると、周りがみんな敵に見えたり、嫉妬心や焦りばかりに心が埋もれていきます。

もっと楽しく、もっと肩の力を抜いて。自分の不安はどこから来るのかを冷静に見つめてみましょう。

 

 

 

 - キャリア, 感情コントロール