飽きっぽい私が一つの美容院の固定客となった理由とは?〜リピータービジネスの本質〜

      2017/11/11

みなさんは美容院をずっと同じお店、同じ担当者にお任せしていますか?

わたしは3年ほど前までは、特にお気に入りの美容院もなくなんとなくネットで探して行ったり、カットモデルで安く切ってもらったりしていました。でも、2年前に今の美容師さんと出会ってから、ずっと飽きずに浮気もせずにその美容師さんに担当してもらっています。

常連客が通い続けるお店、店舗が移ってもお客さんが離れずについてきてくれる美容師、それらにはリピータービジネスの本質が詰まっています。

今回は、リピーター顧客を生み出すコツをご紹介します。

 

 

1.リピーターになってもらうコツ。押し売りではなく選択肢はお客さんに

 

わたしが今の美容師さんと出会ったのは飲み屋で友達と飲んでいた時でした。そう言うと、ナンパかよって思うかもしれませんが、ナンパのような感じではなく雑談している中で髪型の提案をいろいろとしてくれました。

しかも、わたしが髪質について悩んでいる部分を言い当て、どうしたらそれが解消されるかもアドバイスしてくれました。その時点で、わたしはその美容師さんの話の内容に耳を傾けていました。

そう、一方的に美容院に来てくださいと誘うでもなく、切らせてくださいと強引に言うでもなく、ただアドバイスをしてくれましたそれがわたしの心を動かす大きなポイントだったのです。

お客さんの立場からすると、「押し売りされる」「無理に勧誘される」と感じると拒否したり反発してしまいます。アドバイスや提案をするのは良いですが、選択肢はお客さんにあるとお客さんが感じられる状態になるように意識してみてください。

これは美容院に限らず、ビジネス全般について言えることではないでしょうか。相手の悩みや問題を解決して、お客さんの時間やお金と交換する。これがビジネスの本質ですよね。その本質を突くものは、お客さんの心を動かすのです。

 

2.任せても大丈夫という信頼感

 

常連客の多い飲食店、リピーターがつく美容師、それらの共通点は「この人なら任せても大丈夫」「お任せと言っても自分に合ったものが出てくる」という信頼感・安心感があるということなんです。

わたしが担当してもらっている美容師は、わたしの髪型の好みも把握しているし、わたしの髪型の癖もわかっているし、わたしがどんなことを求めているかもわかっている。だから、お任せしますと言っても、違和感を感じる髪型やカラーにされたことはありません。

お客さんにそう思ってもらうためには、お客さん一人一人と向き合う姿勢が重要ですよね。「大量のお客さんをさばく」という感覚で一律にお客さんに接していると、その姿勢は伝わってしまいます。お客さんは自分一人のために提案してほしい、サービスしてほしいと思っているんです。

 

わたしはお店や人への好き嫌いがハッキリしています。だから気に入ったお店しかリピートしないし、美容院もコロコロ変えていました。

でも自分がずっと通おうと思うお店は、お客さんの心をつかむのが上手なんだと気づきました。それはビジネスの本質を突くものなんですよね。リピーターのお客さんがいないと悩んでいるのであれば、ご参考にしていただければ。

 

 

 

 

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