学歴や会社で人を評価するのは終わりにしませんか?学歴にしばられることの悪影響とは?
2017/11/13

学歴や所属している会社で人を評価する文化、未だに日本は根強いですよね。わたしも、まさにそんな評価軸の社会の中で戦ってきた一人です。
世の中的には高学歴、大企業へ就職したというレールに乗っている人かもしれません。だからこそ、声を大にして言いたい。学歴や会社で人を評価する環境から早く脱した方が良いということを。
今回は、学歴や会社で人を評価する環境にいるとどうなってしまうのかをお伝えします。
1.学歴主義は、人との優劣を意識し続けることになる
学歴や会社という評価アイテムは、優劣をつけやすくわかりやすい評価軸だったのかもしれません。あの人よりも学歴が高いという優越感に浸ったり、学歴が低いと劣等感に感じたり。あるいは高学歴のやつに負けるてたまるかという原動力になったり。
わたしも新卒当初、学歴を意識していました。入社同期のほとんどが旧帝大。わたしは旧帝大よりは一歩下というレベル分けを勝手にされてしまっていると感じていました。だからこそ、東大・京大なんかに負けるか。仕事のパフォーマンスでは負ける気がしない!と鼻息荒く突っ走っていました。
でも、人との優劣を勝手に感じたり、人を優劣で見ることで、心は全く満たされないんです。むしろ疲弊していく。日本の教育だと、勉強や運動で優劣を感じる環境が多いですよね。「優」であれば褒められ「劣」であれば”もっと頑張りなさい”と言われる。
この優劣縛りの中に閉じ込められていると、永遠にその狭いレースから脱出できないんです。そして歳を重ねるほど、その優劣レースへ固執するようになります。わたしはこれまで、数多くの「優劣レースに縛られて人間的にすり減っている人」をたくさん見てきました。わたしはこんな大人になりたくない。
人との優劣、勝ち負けを意識し続けている限り、心が穏やかに満たされる日は来ないんです。
2.学歴でしか評価されない人は、限られた組織でしか生きていけない
学歴や会社で人を評価する人、あるいはその環境で自分の優越感に浸っていると、学歴や会社という肩書きを外したあなた個人の力で通用する環境がなくなっていきます。つまり、学歴や経験してきた会社でしか評価をしない古い体質の組織でしか必要とされない人材になってしまうということです。
それって、時代が変化していった時にかなりのリスクだと思いませんか?
わたしは何度か転職を経験したということと、大企業の看板で仕事をしていたという経験から、「自分個人の力で生きていけるようになりたい」「会社の名前がなくても自分個人として信頼されるようになりたい、一緒に仕事したいと思ってもらえる人材になりたい」という想いが強くなりました。
学歴や大企業という紙っぺらのような道具を持っていても、自分自身の力は強くならないし、成長していかない。
あなたがこれまでに、人間的にすごいなと思ったり、心を動かすような言葉を発していた人はどんな人でしょうか?その人に学歴やキャリアがなかったとしても、その人の言葉はあなたの心に響いていますよね?たまたま学歴やキャリアが備わっている人、輝かしい功績を収めている人がすごいと思うこともあるかもしれません。
でも、その人の学歴や所属企業で、発信している内容の受け取り方が変わるという人は要注意です。人を学歴や会社、キャリアで見ている可能性が高いので…。
3.自分の枠を広げてくれる人と出会えない
学歴や会社で人を評価している人は、つき合う人も限られてきます。学歴や会社が同じレベルの人としか付き合わないことが多いんです。そうしないと、自分のアイデンティティを保てないから。
自分より学歴が低いのに収入が多い、ビジネスで成功しているという人を素直に認められなくなっているんです。学歴や会社で人を評価するのを辞める、そういった環境から脱出すると、付き合う人間関係は無限に広がります。
相手がどんなバックグラウンドを持っていても、一人の人間として認め尊重することで、自分の狭い枠がどんどん広がっていきます。そして自分のことを学歴や会社で見ないで、個人として好いてくれる人とつき合えるようになります。
わたしは人から学歴やキャリアを褒められるのは嬉しくないんです。だって、それは私の肩書きを褒めているだけで、わたし個人としての魅力ではないと思っているから。
経歴を知らなくても、人として尊敬し合える人間関係は心を豊かにします。そして、これが『LIFE SHIFT』で挙げられていた無形資産の一つなんでしょう。(最近『LIFE SHIFT』読んだので、つい話題に出したくなってしまいました)
学歴や会社によって評価されてきた人は、ここから抜け出すのは勇気がいることです。でも、ずっと優劣や勝ち負けの世界で生きていくことがあなたの幸せですか?あなた本来の魅力ですか?
ちょっと外の世界を見てみると面白くなってきますよ。