英語力向上したい人がまず考えるべき3つのこと〜英会話教室に行って英語はできるようになる?〜
2017/10/08

英語が話せるようになりたい、英語力を磨きたい…そんな思いを抱く人が増えてきていますよね。どんどんグローバル化が進み、海外との距離も縮まっているからこそ。
英会話学校や海外での短期留学が社会人の間でも流行っていますね。
ただ、本当に使える英語力を磨きたい、英語を話せるようになりたいと思っているなら、闇雲に英会話学校や留学をする前に考えるべきことがあるんです。
英語力を向上させたいと思ったら考えるべき3つのことをお伝えします。
1.目的をはっきりさせる
英語力を磨きたい!と思うことは素晴らしいことですが、なんのためでしょうか?英語力を向上させる目的をまずは明確にしましょう。
わたし自身も昔そうだったのですが「英語力をもっと向上させて自信をつけたい」「英語で仕事ができるようになりたい」ということを、漠然と思っていました。
TOEICのスコアを高めたところで、実践で使えなければ意味がない。でも何のために英語力を磨きたいのか自分でわかっていなかった時は、英語を学ぶモチベーションも正しいトレーニング方法もわかりませんでした。
受験勉強やTOEICテストといった機械的な目標に向かっていると、ただ点数を取ることに集中してしまい、いざ会話しようとすると全然話せない自分にガッカリすることもあるのではないでしょうか。
テストの点数ではなく、「使える英語」を身につけたいというポイントはすごく大事なことです。だからこそ、何のために英語力を向上させたいのかを考え、自分のモチベーションをコントロールできるようにしましょう。
ちなみに、わたしの場合は、海外旅行で友人に通訳係を期待されていたにもかかわらず、たいした会話もできず、こんなレベルだったのかと思われたことがキッカケでした。
海外へ行っても不自由なく言いたいことを英語で言えるようにするというのが私のスタートとなりました。
あなたにとって、英語力を向上させたい理由ってなんでしょうか?それによって、どれぐらい行動しないといけないのか、どんな手段を選べばいいのかが変わってきますよ。
2.英語力の達成したいレベルをイメージ
次に重要なのが、どの程度英語力を向上させたいのかというレベル感をイメージできるようにすることです。
例えば、ダイエットすると決めた時に、どんな体型になりたいのか、理想の体型が頭の中に浮かびますよね?
もちろん、数字的な目標も大事ですが、気持ちがワクワクするような絵がイメージできているかということです。
わたしは幸運にも、勤めている会社が外資系で英語を仕事上でも使っています。職場には、英語が当たり前のように話せる人がいっぱい。
いろんな人たちの英語を聞いていると、この人の英語の話し方は滑らかで素敵だなとか、選ぶ単語やフレーズが知的だなといった違いを感じます。おかげで、こんな英語の話し方をしたい!という理想のイメージを持てるようになりました。
あなたはどんな英語の会話レベルを理想にしていますか?ペラペラと話せるレベルにいきなりならなくても、駅で困っている外国人と会話している人を見て、あれぐらいは会話できるようになりたいな…といったイメージでもOKです。
英語に限らず、具体的なイメージができるものは手に入れやすいのです。
3.英語力向上はスポーツのレベルアップと同じ
英語力向上のための教室や、教材は世の中にたくさんあります。あなたが今どのレベルにいて、これからどんなステップを踏まないといけないのかを考えてみましょう。
一番いいのは、あなたと同じレベル感を経験したことがあり、その上で英語力向上を実践できた人に相談することです。
英会話教室に行ったけど大して身にならなかったという話はたくさん聞きます。英語に限りませんが、実際に成功した人に聞くことが鉄則ですよね。帰国子女のように育った環境で身についたという人ではなく、あなたと同じスタートラインから英語力を向上させた人がどんなトレーニングをしていたのか。
わたしの場合は、文法・単語といった読解力は大学までの間にみっちり学習しました。あとは会話をするというトレーニングという状態だったんです。音読やシャドーイングを繰り返しトレーニングし、リスニング力を向上させることができました。
ここまで来ると、スポーツでいうところの練習試合を何回こなすかというステップになります。ルールも基本的な動作も体力もOK。試合も何度か経験。あとは練習試合や大会の経験を積み重ねて強くなるというイメージですね。
英語はスポーツと同じで1日でいきなりできるようになるということはありません。オリンピックを目指すわけではないとしても、試合で戦えるぐらいの力をつけたい。そのためには自主練をして、実践してというステップを踏みますよね。このステップを楽して飛び越えようと思っても難しいということを理解しておくと英語力向上への向き合い方が変わるのではないでしょうか。
英語力向上したいと思って、宣伝に飛びついて英会話教室に行ったり、流行りの教材を使って英語を勉強したという気になっていては、いつまでたっても本当の意味での英語力向上は期待できません。
スポーツと同じ地道な努力を続けていけるように、意識を変えていくといいのではないでしょうか。