思考力を鍛えるたった2つのポイント〜思考力は鍛えられる〜

      2017/11/05

思考力って生まれ持った力なのでしょうか?子供の頃から勉強できる人が思考力高いんじゃないの…と諦めていませんか?確かに、もともと思考力が高い人と、思考が苦手という人はいるかもしれません。

でも、ちょっとした意識を変えることで鍛えることはできるんです。

今回は思考力を鍛えるたった2つのポイントをご紹介します。

 

1. 思考力の訓練ー相手の話を要約できますか?ー

 

思考力を鍛えたいと思ったら、まず日常的に意識するといいのが「相手の話を要約する」という訓練です。会話をしながら、相手の話の要点がつかめていますか?この人は何を伝えたいんだろうという点を意識してみてください。

わたしは時々オンラインの英会話で英語の学習をしているのですが、その時も講師の方から「この記事を要約してみて」と言われます。この要約をするという行為は、結構頭を使うんです。本を読んで要約を書くという時間をかけた作業ではなく、その場で要点をつかみ、説明するという力が求められるんです。

要約は、その話の内容の「全体を把握」「その中で重要なポイント」「相手が伝えたいこと」「よけいな修飾や例え」といった要素分解ができると簡単にできるようになります。

こう説明されるとちょっとハードルが上がってしまうかもしれませんが、いきなりできないくてもいいんです。大事なのは、考える癖をつけることです。

 

2. 思考力がないと思われる人は、YESとNOだけで終わってしまう

 

わたしの職場で、この人は深く考えていないんだろうなと思ってしまう人がいます。その人は、何か説明しても「うん、うん」と、うなずいているのですが、いざ行動に移してもらうと全然違う行動をしてしまったり、こちらの意図とはズレたことをしてしまうんです。

説明した時点でわからなかったら質問してくれたらいいのにな…と思うこともありましたが、あるとき気づきました。この人は説明をされた時にわかっていないのではなく、そもそも深く考えていないから「自分がわかっていないことにも気づけていない」のです。これは思考力とも大きな関わりがあります。

「自分の理解度が今どのあたりなのか」ということに気づくためには、説明をされた時にちょっと落ち着いてその説明を噛み砕くことが必要です。そして質問したり、議論したりというプロセスを通じて自分の思考をめぐらせていきます。

誰かと話をした時にYESかNOだけで終わってしまう人は要注意かもしれません。何も疑問が浮かんでこないということは、思考が停止している可能性があるのです。

思考力を鍛えたいと思ったら、最初は無理にでも疑問を洗い出してみるということを意識してみるといいかもしれません。

 

 

 

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