仕事で必要とされる人材の特徴とは?ー今後を生き抜くための最低条件ー
2017/11/07

仕事ができる人は、周りから必要とされる人材になっていてすごいなと思いますよね。逆に、この人いてもいなくてもあんまり変わらないなって人いませんか?その違いは何なのでしょうか?
日々の仕事でどんなことを意識すれば、必要とされる人材になれるのでしょうか?
今回は、仕事で周りから必要とされる人材の特徴をご紹介します。
1.必要とされない人材に多いのは、伝書鳩スタイル
必要とされる人材と、そうでない人の大きな違いは「ただの伝書鳩かどうか」という点です。わたしの職場のAさん、こんなメールのやり取りがありました。
わたし:「●●の数量、スケジュールを概算でいいので取りまとめお願いします。目的としては…です。」
Aさん:(その情報を持っていると思われるBさんに、わたしのメールを転送し、質問が返ってきた模様)「Bさんが、こんな質問をしてきています。ご確認お願いします」とBさんのメールを、わたしへ転送。
わたし:メールで質問へ回答
Aさん:Bさんへ、わたしのメールをコピペして返信
このやり取りをして、これって、わたしが直接Bさんとやり取りした方が早いよね…と思ってしまいました。ただのメール転送の仲介、つまりだたの”伝書鳩”ですよね。これでは、Aさんへ仕事を依頼する意味が全くなくなってしまいます。
商社と同じようなイメージですが、ちょっとした手間を省くため、追加の情報や有益な情報提供を期待して、取りまとめをお願いしているのです。あなたに仕事を依頼する人は、あなたに仕事を任せることによって何らかの価値を感じてくれているでしょうか。
「この人に頼んでも意味がない」と思われてしまうと、必要な人材になることはできません。今後、働き方改革などで仕事のスタイルや評価制度は少しずつ変わっていくことが予想されますが、そんな中でも必要とされる人材の最低条件として、ただ情報を横流しするだけという伝書鳩にならないよう意識するといいと思います。
2.必要とされる人材は、信頼貯金が上手
必要とされる人材の特徴として重要なポイントは、「この人に仕事を任せておけば大丈夫」という信頼を得ていることです。この信頼は一朝一夕で手に入るものではなく、日々の仕事でのあなたの態度の積み重ねで貯金されていくものです。一つの企業の中で信頼を得ても、その会社を辞めたら信頼貯金はゼロになるじゃないかと思うかもしれません。
でも、不思議なことに、一つの場所で信頼貯金を積み上げられる人は、他の場所に行っても信頼関係を築くことができるのです。信頼貯金は、その人の仕事への姿勢、周囲の人間関係に対する態度から積み重なっていくものなので、習慣として意識していくことが大切です。
人との信頼関係を築くことができるようになると、あなた個人としての付加価値が高まります。
●●さんだから仕事を一緒にしたい、仕事を任せたい。
●●さんなら、この仕事でもきっと乗り越えてくれるだろう。
そんな信頼貯金をコツコツ貯めていくと、色んなところであなたの力を発揮していくことがどんどん楽しくなっていきますよ。