「とりあえずビール」ならぬ「とりあえず大企業」〜大企業にいることの3つのリスク〜
2017/10/02

いまだに日本では、大企業・有名企業への就職を目指す人が多いですよね。
その理由は「安定しているから」「名前が知られていて安心」「親が心配するから」・・・
就職でも転職でも、会社員として経験を積むとなった場合にどんな会社をどんな理由で選ぶのか。
「とりあえずビール」ならぬ「とりあえず大企業」はとっても危険な思考なんです。
やみくもに大企業を選ぶことのリスクを3つお伝えします。ここでは主に日系大企業に焦点を当ててお話をします。
1.自分個人としての力を鍛えにくい
大企業に就職できれば安心?そんな時代はとっくに過ぎ去りました。むしろリスクになるような時代なんですね。
私はいわゆる「就職活動」をし、売上高でいえば日本トップ数本の指に入るような大企業に就職しました。
石油元売りメーカーで、世の中的には”一生安泰”と言われるような会社。
しかし、そのような巨大な組織では、職制により個々人が分類され、年功序列でどれだけ仕事を頑張ろうが、年配の方々を追い抜かすことはほぼ不可能。
トップダウンで上からの指示は圧倒的な権力を持って社内を駆け巡る。
つまり、個人としての考えや能力、発想などは関係ないのです。むしろ誰が休んでも、いなくなっても問題ないように均一化された業務を良しとする。
もちろん巨大な組織を動かす上で必要な部分もあるのだと思います。経営者側からすると、兵隊のように一様に社員が指示通りに動き、文句も言わずに働いてくれたら楽かもしれませんね。
そういった組織にいると、いかに適応するか、いかに標準化していくかという方向にエネルギーが使われてしまう個人としての力が鍛えられなくなってしまうんです。
2.魂を抜き取られる。死んだ魚のような目をしていませんか?
闘争する情熱、向上しようという志、何かを変えたいというチャレンジ精神は日系大企業の環境に長くいればいるほど、失われていく人が多いのではないでしょうか。
入社したばかりのときは、そういった情熱や野望があったかもしれません。周囲の先輩たちも「俺も昔はやる気に満ち溢れていた」と言ってくるかもしれません。
人間は最初は大きな志を持っていても、あまりにも真逆の環境に居続けると目指すことをやめてしまうのです。
大企業にいると、だんだん脳みそがその環境に慣れて挑戦することをやめてしまうというリスクが潜んでいるということなんです。
挑戦しようという人を引きずり下ろして、挑戦することを辞めた人たちの仲間入りさせようという見えない力が働いているのかもしれませんね。
もちろん大企業全てがこのような人ばかりというわけではありませんが、歴史の長い日系大企業では、このようなリスクが高まってきます。
3.無駄なプライドが残り、人望もなくなっていく
大企業で働く人の半分近くは、大企業にいたという経験を誇りに思い、周囲より優れているという優越感を感じたいという無意識の欲求を持っているのではないでしょうか。
どこに勤めているの?と聞かれて、みんなが知っている会社の名前を答えることに快感を覚えているかもしれません。
わたしは学歴を積み、大企業に入り、周囲からはエリート街道まっしぐらと思われていたかもしれません。
実際、わたし自身もそれによって周囲から認められたい、評価されたいという承認欲求がどこかにあったと思います。
でもそのプライドや承認欲求は、自分の成長や変化を大きく阻害するんです。いっそ、過去の学歴や経歴なんてない方が良かったと思うくらい…
「失敗するなんて恥ずかしい」「できる人と思われていたい」そんなプライド捨てましょう。
わたしは、大企業で長く経験を積んでいてもプライドを捨てて、どんな立場の人とも分け隔てなくつき合える人を見て、こんな人になりたいなと思いました。
そして自分自身が持っている、かっこ悪いプライドが嫌で嫌でどうしようもなくなりました。
プライドに固められて、人を見下したり、人を学歴や企業で判断するような人とはつき合いたくない。自分もそんな人間になりたくない。そう心から思って少しずつ変わっていきました。
あなたが本当になりたい「理想のあなた」はどんな人ですか?あなたが本当にたどり着きたいと思っている景色はなんですか?
なんで大企業がいいと思うのでしょうか?もちろん、大企業に勤めることができるというのも一つのスキルかもしれません。
でも、もし大企業を選ぶなら、なぜそれを選ぼうと思ったのか、これからどんな人生を歩みたいと思って大企業を選ぶのか。
理由を何度も深掘りして、あなた自身が納得して選ぶことをオススメします。