嫉妬心って悪いもの?嫉妬心と上手くつき合うコツ-音楽家との出会いで感じたことー
2017/10/29

嫉妬、ジェラシー。人間誰しも感じてしまうことありますよね?同じ分野で活躍している人を見ると、嫉妬心を感じてしまう。そんな嫉妬心を感じることで自己嫌悪に陥る。
先日、音楽で仕事をしている方と出会い、嫉妬心についてお話しました。音楽で食べていけるということは業界では一握り。それだけでも素晴らしいことですが、嫉妬心と闘い続けているとのこと。
今回は、嫉妬心を抱くことは悪いことなのか?嫉妬心とうまく向き合うコツをご紹介します。
1.嫉妬心はなぜ感じる?
嫉妬心ってなぜ感じるのでしょう?誰かが活躍しているのを見て、悔しい、なんで自分じゃないんだろう…そう思うこともありますよね。
先日出会った音楽家の方は、作曲・編曲などを行っており、テレビドラマの挿入としても使われている方だったんです。テレビドラマの挿入曲として使われているというのは、音楽で食べていくというレベルとしてかなり上位の方だと思います。実際、収入的にはかなり稼いでいるし、音楽を仕事にしていてとても楽しいと。
でも、そんなレベルに達していても、同業界の中で他の人が活躍しているのを見聞きして、嫉妬心を感じてしまうと。そして、そんな自分は未熟で卑しい人間なんだ…とつぶやいていました。
経済的に不自由なく、仕事も楽しい。なのになぜ嫉妬心を感じ続けてしまうのでしょうか。嫉妬心を感じると気づいた時、「何が満たされたら嫉妬心を感じなくなるのか?」という観点で自分の心と向き合ってみましょう。
収入が満足いくレベルになったら?何かの賞を取ったら?嫉妬心を感じるということは、あなたの心が満足していない、納得していないサインではないでしょうか。
音楽家の方の場合は「承認欲求」ですね。いくらお金を稼いでも、自分が作った曲がどんなに世の中に出ていても、「自分が一番」と認められたいという承認欲求が満たされない限りは嫉妬心を感じ続けることになります。
嫉妬心と上手につき合う第一歩として、何が満たされていないから嫉妬心を感じるのかを深堀りしてみましょう。
2.嫉妬心を感じる自分を認めてあげる
嫉妬心をなぜ感じているのかがわかったところで、大事なのは「嫉妬心を感じる自分を認めてあげること」です。嫉妬心を感じることが悪いと思う人もいれば、嫉妬心は負けず嫌いのようなモチベーションになるから良いという人もいるでしょう。そこに正解はありません。良い悪いはありません。
なので、嫉妬心を感じている自分は最低だ…と自己嫌悪に陥るのではなく、”こういう状態だから自分は嫉妬心を感じているんだな”という自分の心の状態を受け止めてあげてください。嫉妬心を感じちゃダメだ!と否定するのではなく。
そして最終的に自分が「どんな感情でいたいのか」を考えてみてください。「世の中的にこうあるべき」ではなく、「自分がどんな感情でいたいか」です。それが自分でわかっていると、自分の感情を落ち着いて捉えられるようになってきますよ。
嫉妬心を感じても、それが悪いといきなり否定するのではなく、「自分はこんなことができている」「この人に褒められて嬉しかった」などプラスの経験や感情を思い起こすことで自分を認めてあげられるようになるのではないでしょうか。