頭がいい人とのコミュニケーションで意識する3つのポイント〜会話についていけないと感じなくなるために〜
2017/10/28

頭がいい人、頭の回転が早くロジカルに話をする人と会話をする時になかなかついていけない…何を考えているかわからないと感じる人もいるのではないでしょうか。
でも、頭のいい人の会話の組み立て方、考え方には特徴があるんです。それがわかると、会話についていけないと感じることが減ると思います。
今回は、頭がいい人とコミュニケーションを取る時のポイントを3つご紹介します。
1.頭がいい人が自然とやっていることは「ゴールを先に確認」
頭がいい人と議論をする時、意識しておくといいのは「ゴールが何か」ということです。特に仕事での会話の場合、頭がいい人は自分の頭の中で自然とストーリーが組み立てられていきます。
それについていけない人というのは、会話の中の情報がごちゃごちゃに頭の中に散乱しているんです。そのため、会話が支離滅裂になってしまうことも多いのではないでしょうか。
それを避けるためにも、会話のゴールが何なのか、相手はどんな情報を求めているのかを確認することが重要です。
わたしの場合、単刀直入に「ゴールはなんですっけ?」って聞いてしまうこともあります。頭がいい相手ほど、この質問をすることで話がスムーズに進んでいきます。逆に頭の回転が早くない人に対しても、この質問をしてあげると、迷える子羊状態の会話を導いてあげることができますよ。
会話、議論のゴールが何かを見失わないこと。これが、スムーズな会話のポイントなんです。
2.頭がいい人の会話はわかりやすい。大事なのは「誰にでもわかりやすく」
これ、多くの人が苦手なことなのではないでしょうか。「誰が見てもわかりやすく、誰が聞いてもわかりやすく情報を出す」ということ。
頭がいい人は、誰にでもわかるように噛み砕いた説明が得意で、資料作成も簡潔で初心者でもわかるように作っていることが多いですよね。頭がいいと思う人の会話から、この技を盗むことを心がけるといいと思います。
わたしが尊敬するチームメンバーの人も、難しい技術的な内容を、知識のない人にもわかりやすく説明してくれます。だからこそ、自分が説明する時も”わかりやすく簡潔に”と意識しています。
本当に頭がいい人って、回りくどい言い方をしないんですよね。回りくどい言い方をする人は、逆に頭を良く見せたいだけのように思えます。
初めてその情報に触れる人でも理解できるか?という基準であなたの会話の内容を振り返ってみるといいかもしれません。この意識があると、会話だけでなく、文章を書く上でも、相手に伝わりやすい言葉を出せるようになってくるんです。
3.相手の時間を無駄にしない。時間やエネルギーの選択と集中
頭の回転が早い人は時間を無駄にしないよう業務を進めることを強く意識しています。単純なスピードの問題というより、無駄なことには時間や手間をかけない、必要なことにはエネルギーを費やす。すごく当然のことですが、時間に対するコスト意識のようなものが強いんです。
そのため、頭がいい人と会話をする時には、余計な時間や手間がかかるようなことを提案していないかということを意識するのも一つのポイントです。
例えば、頭のいい人に仕事の相談をしにいくとき。実際にその人のところに行ってから、「このメールなんですが…」といってメールを探すのではなく、相談内容がすぐにわかるように、資料などは全部準備した状態で相談しにいくといいです。相談しに行ったその場で、1から資料を引っ張り出すのは、相手の時間を奪っていることになってしまいますよね。
ここでお伝えしたことは、決して頭のいい人とコミュニケーションを取る時に限ったことではありません。業務を進める上で意識すると、効率アップにつながったり、建設的な議論ができたりという進歩にもつながると思います。少し意識を変えるだけで、頭のいい人との会話に引け目を感じることもなくなっていくのではないでしょうか。