感情のムラをなくして心穏やかになりたい…感情コントロールのポイントとは?
2017/10/29

「病は気から」とも言いますが、何事も気持ちの持ちようですよね。目の前に起こった現象を、良いと感じるか悪いと感じるかは人それぞれ。ポジティブ思考になろう!ということを言いたいわけではなく、何事も結局は自分の気持ちの持ち方次第で、ストレスは減りますし自分の感情を冷静に見つめることができるようになります。
そんなことは頭でわかっていても、なかなか実践できない…と思う人も多いのではないでしょうか。
今回は、自分の気持ちの持ち方を変化させる、感情コントロールのポイントをご紹介します。
1.感情のコントロールはあなた次第。感情の変化は、ちょっとしたことで訪れる
人の感情って、日々変化しますし、起こった出来事や経験したことでどんどん変化していきますよね。会話している相手の発言にイラっとしたり、ミスに気づいて焦ってドキドキしたり。感情の起伏が起こった時に、それが当たり前の感情だと思ってしまいますよね。つまり、あなたがその感情を抱くのは当然で、他の人も同じ感情を抱くだろうと勝手に思い込んでしまいますよね。
でも、その感情は、あなたの気持ちの持ち方次第でいかにでも変わるのです。
簡単な例で言うと、雨が降っている日に「雨だと外出るのが面倒だし、会社行きたくないなー」と感じたとします。でも、それって全ての人が同じ感情を抱くわけではないですよね。「雨の日はお気に入りの傘がさせて嬉しい」とか、「在宅勤務しちゃえば関係ないや」と感じる人もいるかもしれません。
起こった現象は変えられませんが、それに対してどう感じるか、そしてどう行動していくかはあなたが自分でコントロールしているのです。
自分でコントロールできるものだということを認識していれば、その時に抱いた感情は冷静に見つめられるし、捉え方を変えようというアイディアが浮かぶのではないでしょうか。
2.感情は行動へ影響する
感情の変化は簡単に起こせるものだし、あなたの感情はあなた自身がコントロールしているということがわかった上で、その先の行動への影響を考えてみましょう。実は、あなたの気持ちの持ち方次第で、仕事や学習への効果に違いが出てくるのです。
例えば、わたしが最近実感したのは、英会話力の向上です。わたしは英語に関して「会話」が苦手だという意識があったんです。仕事で使用するので、自信はなくてもなんとか発言はしますし、英会話の学習も時々していました。
でも、ここ最近、英会話力がブレイクスルーするような感覚を感じています。英単語を必死で覚えたわけでもなく、何かの教材を使ったわけでもなく、仕事で時々使うという、これまでと変わらない生活だったのにもかかわらず。
なぜ、そのような向上が見られたのでしょうか?実は、ここに感情コントロールが大きく影響しているとわたしは考えています。
わたしの仕事での変化を振り返ってみると、ここ最近明らかにこれまでより業務量と業務レベルが上がり、自分の力試しをされることが続きました。そこで自分の仕事へのパフォーマンスにさらに自信がつき、周りに文句言われないぐらいのパフォーマンスを出しているという自負が強くなりました。
この仕事への自信が英会話力にも影響を与えたのです。語彙力が増えたわけではないですが、何の躊躇もなく英語を話している自分に気がつきました。間違っていようが関係ない。自分の意見を伝えたい、疑問は質問してクリアにしたいという感情が英会話力への不安を打ち消しているのです。
これはあくまでわたしが感じた一例ですが、実際、あなたの気持ちの持ち方次第で、仕事のパフォーマンスや人間関係はいくらでも変化していくのです。
あなたが不安に思っていること、悩んでいること、自信がないと感じていることを思い浮かべてみてください。その不安はどこから来ていますか?その不安に勝るほどの気持ちの強さや、やりたいことへの想い、知りたいという欲求、結局はどの感情が勝つかということなんです。
食べたいものがあれば「面倒くさい」「お金がない」「時間がない」という感情に勝って、ご飯を食べに行く。買いたいという気持ちが勝れば、モノを買う。
あなたの行動は、一番強い感情が現れたものなんです。あなたの行動と感情の関連を、少し見つめ直してみてくださいね。