仕事ができる人とできない人の差を生む、重要なポイントとは?

      2017/10/15

同じ仕事を依頼されても、その仕事に対する反応は人によって違いますよね。どんなポイントで差が生まれるのでしょうか?仕事ができる人は何が違うのでしょうか?

今回は、直面した仕事に対する反応や考え方について仕事ができる人とできない人の差を生む重要なポイントをご紹介します。

 

仕事ができる人への重要な一歩。疑問を持つこと

 

最近よく感じるのは、発生した仕事、依頼された仕事に対して思い浮かぶ疑問が少ない人が意外と多いということなんです。

仕事ができる人は、目の前の仕事に対して抱く疑問が多いんです。仕事というのは、完全に情報が揃っていなくても判断しなければいけない、前に進めなければいけないことが多いですよね。

そんな中でも、最適な方向に仕事を進めていくためには、いかに疑問を思い浮かべることができるか。これはつまり、リスクコントロールなのです。

 

例えば「納期遅延の理由を連絡ください」と顧客から依頼された時のAさんとBさんのケースを見てみましょう。

AさんもBさんも、手配担当の人に理由を確認し、「顧客の発注タイミングが遅く、こちらの手配が遅れた」「製造工程にトラブルがあり、納品物の完成が遅れた」というコメントをもらいました。

Aさんは、顧客に対し、そのままの事実を伝えました

Bさんは、「顧客の発注タイミングが遅い」というのは今回限りでの事象なのか?これまでと発注タイミングは変わらないのではないか?

「製造工程にトラブルがあり、納品物の完成が遅れた」というのは、具体的にはどんなトラブルがあったのか?納品物の完成が遅れることは、もっと早く認識できなかったのか?といった疑問がどんどん浮かんできます

 

こんな例は極端ですが、つまりは、一つの事実や発言に対して、疑問をいくつも考えることが大きな差を生むということなんです。

それによって、その後返ってくる可能性のある相手の反応や、起こりうるトラブルを先にコントロールすることができます。

先ほどの例で、Aさんの場合はこの後に顧客から「発注タイミングはいつもと変わらない」「なぜこんな土壇場で納期遅延の連絡をしてきたのか」といった不満やクレームを発生させてしまうリスクを含んでいるのです。

 

なんだ、こんなことかと思うかもしれないですが、疑問を持つこと、つまり真実にできるだけ近い情報を入手するよう努力することで、リスクコントロールができるようになるのです。

 

もちろん重要なポイントはこの一つだけではありませんが、すぐに見直すことができる、マネすることができる大切なポイントなので、ぜひ実行してみてくださいね。

 

 

 

 - 仕事術