今からでも遅くない!地頭力を鍛える3つのポイント

      2017/10/09

地頭がいい、地頭力を鍛えよう…そんなことが最近よく言われていますよね。地頭力って何なのでしょうか。どうやったら鍛えられるものなのでしょうか。

地頭力は生まれ持って強い人もいますが、ある程度鍛えることができるものなんです。

今回は地頭力を鍛えるコツを3つご紹介します。

 

1.地頭力は情報量ではなく、情報活用力

 

地頭力というのは、情報をただ入れるだけで鍛えられるわけではありません。セミナーに行ったり、自己啓発本を読んだだけで手に入るものではないということなんですよね。むしろ、情報だけ入れて頭でっかちになってしまっている人も多いのではないでしょうか。

情報量で勝負しようと思ったら、コンピューターの世界に負けてしまいますよね。あなたの地頭力というのは、インプットした情報をどう処理し、必要な時にどう活用してアウトプットするかという交通整理ができる力のことなんです。まさに、点と点を線でつなぐ力という感じですね。「考える」という行為をすることで、あなたの頭に入っている情報や経験がいかされるのです。

”あの人は地頭がいい”と言われる人が、他の人よりも多くのことを知っていて、多くの学びを得ているとは限らないんです。

もしかしたら、こう考えられるかも…こういう方法もあるんじゃないかな…いろんな可能性や選択肢を考えながら、最適な答えを見つけていく力が地頭力なんです。

 

2.地頭力を鍛える第一歩。常識やルールに縛られない

 

地頭力を鍛えるために重要なのは、常識や既存のルールに縛られないということです。地頭がいい人は、あらゆる手段を考えてみる既にあるものを疑い、もっと違う考え方や方法があるのではないかと考え抜くことができるのです。

常識を疑うという前提があるかないかで、情報をつなげる回路の数が圧倒的に変わってきますよね。

地頭力がある人を求めるという企業もあります。これは簡単に言うと、正解がないことに対して自分で考えて答えを導き出せる人ということなんです。マニュアルや指示通りにしか動けない人は必要ないということなんですよね。

考え方を示してもらえないと動けないという人ではなく、考えるところから自分でできる人になることが大切ということですね。そのためにも、常識やルールに縛られない、頼らないという姿勢が重要なのではないでしょうか。

 

3.地頭力の根幹はなぜなぜん分析。なぜ?を繰り返す

 

地頭力を鍛えるために、明日からでもすぐにできるのが「なぜを繰り返す」ということです。これは、地頭力を上げるシンプルなトレーニング方法かもしれません。

なぜ?と何度も繰り返し自分に問いかけることで、今まで考えてなかったことが思い浮かんだり、別の視点から物事を捉えることができるんです。

わたしは、以前勤めていた会社への中途採用面接を受けた際に「地頭が良さそう」という評価で面接合格になったと聞かされました。

なんでそう評価されたのだろうかと自分で面接を振り返ってみましたが、面接官が「なぜ」をかなり深堀りして聞いてくる人で、言葉に詰まりながらも、なんとか最後まで自分なりの回答をした記憶があります。

おそらく、この時の面接官は「なぜ」という質問を繰り返すことで、わたしの思考力や地頭力を見ていたのだと思います。予期せぬ質問、答えを準備していない質問をされた時に、自分なりに答えを出せるかということなんですね。

 

 

地頭力がある人は、生まれ持ったものなんだろう諦めるのはまだ早いです。日々のちょっとした工夫で鍛えていくことができますし、仕事はトレーニングのいい場所になりますよ。

 

 

 

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