何かを諦めてしまったと落ち込む前。「諦め」の考え方3つのヒント
2017/10/14

諦めるということは、逃げているような負けてしまったようなネガティブなイメージがありますよね。諦めずに頑張ることが偉いと教えこまれてきた人は、諦めるということに抵抗があるのではないでしょうか。
でも、そもそも諦める必要がなかったり、諦めが肝心な場合もあるんです。何かを止める、辞めること全てを「諦めた」と落ち込むことはないんです。
「諦め」に対する考え方を変えるポイントをご紹介します。
1.そもそも諦めが必要なのか?
仕事の方向性で悩んだり、力を注いでいることへの向き合い方に悩んだり、「もう諦めないといけないのかな…」と思う瞬間ってありますよね。でも、そもそも諦める必要があるのかを考えてみてください。
全か無かという極端なことを考えていませんか?
例えば、音楽で仕事をしていきたいと思っていてもなかなか稼げず、音楽の道を諦める。でも、音楽も続けながら別のところで稼いだらいいのではないでしょうか。音楽が収入にならない=諦めるという意味にはならないのです。
並行して好きなことも続けたらいいと思うんです。諦めようと思ったことは、仕事という形でないとダメなんでしょうか?
”好きなことを仕事にしていないと負け”みたいな風潮がありますが、好きなことを仕事にしていなくても、とっても心豊かに楽しく生きている人はたくさんいますよ。
視点を変えると、そもそも諦める必要がない場合もあるんです。
2.「諦め」ではなく「変化」
ずっと続けていたやり方や生き方を変えた時に、「諦めたの?」と言われることがあるかもしれません。
言葉も使い方次第なわけで、方向性を変えたり、考え方が昔と変わってきたのは「諦め」ではなく「変化」や「成長」の証でもあるんです。
身近な人ほど、あなたが変化すること、執着していたことが変わっていくことに違和感を感じて「諦め」というネガティブな言葉を使っているのかもしれません。それは、変化から逃げている人の考え方や言葉であって、あなたの言葉ではないんです。
誰かに「諦めた」と言われても、自分は変化している、一歩踏み出す勇気があったと考えていいのではないでしょうか。変化は怖くない、しっかり前を見て歩んでいるということなんです。
3.時には諦めも肝心
時には諦めが肝心なんていうフレーズがありますね。あなたが、本来の心の声とは違うことに向き合わなければいけない時や、どうしてもわかりあえない人間関係など、ある種の「諦め」という受け止め方が大事なこともあるんです。
例えば、どうしても性格やテンションが合わない人と仕事をしなければいけない時、相手を変えようとしても変えられませんよね。相手を変えようという気持ちは早々に諦めた方がいいということなんです。それよりは、どううまく仕事を進めていくか、あなたがどうすれば相手とうまくやっていけるかを考える方が前に進むことができます。
「諦める」って言葉を人に言われるのは心地よくないですし、自分でも「諦める」って認めたくないですよね。でも、そもそも「諦める」ってどういう状況を指すのでしょうか。本当に諦めなければいけないんでしょうか?それはあなたにとって「諦め」なんでしょうか?
変化していくこと、他の人と少し違うことをすることは、時に「諦め」と捉えられることがあるんです。「諦め」という一見ネガティブな言葉、ちょっと視点を変えてみると考え方が変わるかもしれません。
”諦めた自分”という見えない縛りから、あなたを解放してあげてくださいね。