相手を「待たせない」心づかいが信頼の第一歩。仕事の評価を高めるポイントとは?

あなたは「待つ」ということに対して、イライラすることはありますか?人との待ち合わせ、仕事の作業、決断、日常の生活のなかで、「待つ」という時間は意外と多いものです。
この「待つ」という感覚を、なるべく相手に感じさせないようにすること。これを意識すると、あなたを頼って仕事を任せてくる人は増えるんです。
わたしは、無意識にこれを実行していましたが、この意識や姿勢が、自分の信頼につながっていると気づくようになったんです。今回は、相手に「待つ」と感じさせないことで、あなたの仕事の成果を高めるコツをご紹介します。
1.「待たせる」は人をイライラさせるリスクである、と意識することが大切!
あなたは普段、どんなことで「待つ」という感覚を感じていますか?
人と待ち合わせをして相手が遅れてなかなかこない。仕事の期限になっても返信がこない。電話を取りつぎされて保留のまま待つ。
いろんなことに対して「待つ」という時間が発生していますよね。これは「もともと予定されていた時間、スケジュールに対して遅れる(納期遅延)」という場合と、「自分が予想していたより時間がかかっている(電話の保留など)」という場合があります。
どちらにせよ、「待つ」ということへのストレス耐性の低い人が多いんですよね。これが悪いと言っているのではなく、自然な感情なので、相手に「待つ」というストレスを感じさせないようにすることが、あなたの信頼につながるということをお伝えしたいなと。
わたしが営業をやっていたころ、会社にかかってきた電話は、誰の電話宛てでも1コールで取ることを教わりました。そこまでしなくても…という意見もあるかと思いますが、その根底にある理由は「相手を待たせない」ということ。「相手の時間を奪わない」ということにつながると思っています。
これを意識して仕事に向き合うと、相手は「待つ」というストレスを感じません。ストレスを感じていないから、相手はそのこと自体(待たされないように配慮されていること)に相手は気づかないでしょう。でも、それがいいんです。相手が気づかないくらい、当たり前のようにできることが。
あなたと仕事することにストレスを感じないということが、あなたと仕事したいにつながる、信頼の積み重ねの1つになっていくんですね。
2.自分でボールを止めない。ボールを受け取る相手のことを考える心づかいを。
先ほどの電話の例もそうですが、わたしが昔から意識しているのは、仕事のキャッチボールで「なるべく自分でボールを止めない」ということです。つまり、そのボールを受け取る先の人のことを考える、ボールを受け取る相手が使える時間を長くできるように配慮するということなんです。
この人と仕事をしているとスムーズだな、安心できるなっていう人、誰か思い浮かびますか?その人は、あなたを待たせることが少ない人ではないでしょうか?
もちろん、早ければいいってもんでもないですよね。じっくりギリギリまで試行錯誤することが大切な場合もあります。でも、基本的な意識として「相手が使える時間を長くできるように」という心づかいがあると、その想いは自然と相手に伝わります。
納期ギリギリよりも、1日でも早く。メール返信は後回しではなく、今返せるなら返す。この小さな意識と実践の積み重ねが、「あなたと仕事をしたい」「あなたに仕事を任せたい」という信頼や評価につながっていくと、わたしは感じています。
みなさんも、ぜひ実践してみてくださいね!