帰りたいと思わない家庭なら離婚する?!フランス人に学ぶ、人生をもっと気楽に生きる秘訣とは?
2017/12/25

日本人のサラリーマンは、早く仕事が終わっても家に帰りたくないので、時間を潰してから遅い時間に家に帰る。こんな話を最近耳にしませんか?いわゆるフラリーマンと言われる人ですよね。あえて会社で残業をしていることも。
これって、日本だけなの?と疑問に思ったわたしは、フランス人同僚に意見を聞いてみました。少なくとも、そのフランス人が知りうる限り、フランスではそんなことは起らないと。なぜなのでしょうか。ここに、もっとストレスなく自分の人生を楽しむ秘訣があるのです。
フラリーマンはフランスにはいない?その理由は、自分の意思がハッキリしているから
先日、フランス人男性の同僚とこんな会話をしました。日本で話題になっているフラリーマンは、日本特有なのか、他の国ではどうなっているのか疑問に思ったのです。
わたし:「フランスでも、フラリーマンのような人っているの?家に帰りたくないから残業するみたいな」
フランス人男性:「いやー、いないんじゃない」
わたし:「じゃあ、帰りたくないって思うような家庭状態にはならないってこと?」
フランス人男性:「そうなったら、離婚すればいいよね」
わたし:「……」
フランスは夫婦の3組に1組は離婚すると言われている国です。そのお国柄、そういうことが簡単に言えるんだと思うかもしれません。わたしは、けっして、離婚を勧めたいわけではありません。そうではなく、この会話に、自分の人生をもっと気楽に生きるヒントがあるということをお伝えしたいんです。
つまり、自分がストレスをため込んでしまうぐらいなら、我慢し続けるのではなく、辞めるという選択肢もあるということです。なんのために我慢しているのか、自分の身を滅ぼしても我慢すべきことなのか。自分ではありえないと思うような決断が、自分の人生との向き合い方を大きく変えることもあるんです。
このフランス人同僚は、とても好き嫌いがハッキリしています。それがいいか悪いかは別として。人に対しての好き嫌いも、仕事に対しての好き嫌いも。仕事なんだから、もう少し我慢しなよ…と言いたくなることもありましたが、我慢することが正しいという勝手な思い込みからくるものかもしれませんよね。
あなたも、もっと自分の好き嫌いに耳を傾けてみてはどうでしょうか。
問題は問題ではない?!フランス人に学ぶ、問題解決の力
家庭観に限らず、フランス人同僚の人生観には、気づきを得ることが多くありました。特に印象的だったのは、「なんでもかんでも、問題だ!大変だ!って焦っても仕方ないよね。そのまま放っておけば、どうってことないことも多いのに。本当に、今解決しないと大問題になることだけに集中すればいい」と。
確かに、仕事でいろんなことが起こったときに、全てを問題と捉えて、解決しなきゃ!と焦ってしまう人も多いのではないでしょうか。でも、今あなたが問題だと思っていることは、本当に解決しないといけないことなのでしょうか。この視点を持てるようになると、仕事への向き合い方が変わるかもしれません。
今回お伝えした内容は、フランス人の特徴を代表するものとは言えませんが、違う国の人の考え方から気づくことも多いですし、自分を客観的に見るいいキッカケにもなりますよね。
自分では想像もしなかった、自分の頭の中にはそんな考えがなかった、というような価値観に、あなたの大きな飛躍のヒントが隠されているのではないでしょうか。